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トヨタブースでニュル24時間トークショー開催。「レクサスLCには秘密兵器が満載」

2018年01月13日 16:22  AUTOSPORT web

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ニュルブルクリンク24時間耐久レースは「試乗の3年分の負荷がかかる」と関谷チーフメカニック
1月13日、千葉県・幕張メッセで開催中の『東京オートサロン2018』のTOYOYA GAZOO Rcing(TGR)ブースでニュルブルクリンクトークショーが行われ、ゲストとして2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する松井考充、蒲生尚弥、チームのチーフメカニックを務める関谷利之が登場した。

 TGRは12日、東京オートサロン内で2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースの参戦体制を発表したばかり。松井、蒲生のほかに土屋武士、中山雄一の4名のドライバーラインアップとレクサスLCで挑むことが明らかにされている。

 参戦体制発表から翌日の13日に行われた今回のニュルブルクリンクトークショーでは、参戦車両であるレクサスLCについても話が及んだ。

「(ニュルブルクリンク24時間耐久レースは)非常に過酷な24時間レースです」と関谷チーフメカニック。

「一般の試乗の3年分に相当する負荷が、この24時間でかかります。しかし、そこに挑戦する意義があるんですね。(クルマに)安心して走れる、だから次も楽しいと思える。そういうクルマを造るには、ニュルが必要なんです」

 1年目のレクサスLCは、まだまだ発展途上のさなかなのだとか。「LCのなかにはすごくたくさんの秘密兵器がつまっていますよ」と関谷チーフメカニックはいたずらっぽく笑う。

「(レースに参戦する)クルマ自体はLCですが、もっとお客さんによりよいクルマを提供するための試験品がいっぱい入ってるんです。ドライバー支援技術のようなものや言えないものも含めて。なので、非常に苦労してもいますね」

 松井、蒲生両ドライバーとしても、レクサスLCはまだまだ伸びしろがあると感じている。「持っているポテンシャルはありますし、まだまだこれからです」と言うのは松井。「扱っている感じはドライバーを楽しませてくれていると感じています」とレクサスLCのフィーリングを語る。

「エンジニアのなかには本当にクルマが好きで、僕が普段サーキットを走っていて『なんでいるんですか!?』って人がいます。そういうクルマ好きが集まっていて、とにかく僕らの距離が近いんです」

「(僕らが)何がほしいのかをすぐに察してくれて。おかげで、開発スピードはおそろしく速いですよ。そういった部分でLCはこれからどんどんよくなっていくなというのは感じています」

 2018年でニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦6回目となる蒲生も「まだまだなので、頑張ります」とよりよい“クルマづくり”に余念がない様子だ。

「完走するのは当たり前です。みんなでライバルのクルマに負けないよう、(ライバルのクルマを)超えられるようなクルマにしていきたいと思います」

 2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースの開幕は約3カ月後。4月14~15日に予選レースが行われ、本戦は5月12日スタートする。