WRC世界ラリー選手権に参戦するMスポーツ・フォード・ワールド・ラリーチームは2018年シーズンの全13戦中8戦でテーム・スニネンを起用すると明らかにした。
2017年のチャンピオンチームで、2018年からフォードからの援助が強化されたMスポーツ。今季のレギュラードライバーにはセバスチャン・オジエとエルフィン・エバンスのふたりを起用する。
しかし、2018年のWRC最上位クラスでは1チームにつき最大3名のドライバーが登録可能で、残る1台を任せるドライバーに注目が集まる形に。1月9日には第1戦、第4戦でブライアン・ブフィエを起用することを発表していた。
今回、第3ドライバーとして新たに発表されたスニネンはフィンランド出身の23歳。2017年にWRC最上位クラスデビューを果たすと第8戦ポーランドではステージ優勝、第9戦フィンランドでは表彰台目前の総合4位につける好走をみせている。
その速さを買われたスニネンは2018年、Mスポーツの3台目フォード・フィエスタWRCを駆り、第2戦スウェーデンと第3戦メキシコ、第6戦ポルトガル、第7戦イタリア、第8戦フィンランド、第10戦トルコ、第11戦ラリーGB、第12戦カタルーニャの8戦に出場することとなった。
また、第1戦モンテカルロと第9戦ドイチェランドでは下位クラスのWRC2にMスポーツのワークスチームから参戦。フィエスタR5を操る。
「僕たちにとって最高のシーズンになるだろうし、2018年の活動計画に満足している」とスニネン。
「とくにMスポーツ・フォード陣営のひとりとして、フォード・フィエスタWRCで8戦に出場するというのは大きなトピックスだ。自分のポテンシャルを披露する絶好のチャンスと言えるだろう」
「とにかく焦らずラリーに挑みたい。ドライバーズランキングを気にかける必要はまったくないんだからね。ひとつひとつのラリーに集中して全力を出すだけだよ」