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2018年8月の鈴鹿10時間、BSジャパンと動画配信サービスで生中継

2018年01月13日 12:12  AUTOSPORT web

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鈴鹿10時間レースがBSジャパンで一部時間帯の生中継が行われることが決定した
鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドは1月13日、千葉県・幕張メッセで開催中されている『東京オートサロン2018』内で記者会見を実施。8月24~27日に開催される『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』がBSジャパンで無料放送されることを明らかにした。

 これまでの鈴鹿1000kmが発展するかたちで、2018年からFIA-GT3規定車両をメインとした“GTカーの世界一決定戦”として開催される予定の鈴鹿10時間。

 世界各地で行われる耐久レースのシリーズ戦、『インターコンチネンタルGTチャレンジ』の1戦として組み込まれており、世界の強豪が参戦を表明しているほか、総額1億円の賞金などから注目を集めているイベントだ。

 今回、そのレースの模様がテレビ東京系列のBS放送局『BSジャパン』で無料放送されることが発表された。同チャンネルではスタートとなる10時からの1時間、そして19時からチェッカーまでの2時間を中心に一部時間帯が生中継される予定だ。

 この映像制作は、鈴鹿8時間耐久ロードレースなどの映像制作を担っているテレビ大阪が担当するとのこと。

 そのほか、詳細は不明ながら動画配信サービスによる完全生中継のほか、世界有数のメディアネットワークである『ユーロスポーツ』『ディスカバリー・チャンネル』によってヨーロッパやアメリカ、アジア圏など世界75カ国以上で放送されることも明らかになった。

 会見でモビリティランドの山下晋代表取締役社長は「世界中のモータースポーツファンのみなさまに鈴鹿10Hの感動を映像でお届けすることが実現いたしました」と述べた。

「この映像製作をテレビ大阪にご担当いただくことになりました。テレビ大阪様はこれまでにロードレース世界選手権や鈴鹿8時間耐久ロードレース、WTCC世界ツーリングカー選手権など、数多くのモータースポーツ映像制作実績を誇り、鈴鹿サーキットでの映像制作を熟知しています」

「日本国内ではBSジャパン様により、スタート、ゴールを含む一部時間帯のリアルタイム、生放送での無料放送も決定しました。そのほか、インターネット動画配信サービスを使ったフルタイムのライブ配信のほか、世界有数のネットワークを持つユーロスポーツ、ディスカバリーを通じて、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界75カ国に放映することも決定しております」

「これにより鈴鹿10Hの臨場感を世界中のファンにお届けできることはもちろんのこと、デバイス・場所を問わずレース映像をお楽しみいただけるという、これまでにない放送の枠組みを築くことができました」

 会見に登壇したBSジャパンの石川一郎代表取締役社長は、「12月の4K実用放送に向け、BSジャパンはさまざまなスポーツジャンルを更に充実・強化させる方針」であるとコメント。2019年以降は4Kでの鈴鹿10H放送も視野に入れていると明かしている。