株式会社オートバックスセブンは1月12日、千葉県・幕張メッセで開幕した『東京オートサロン2018』内で2018年の活動概要を明らかにした。
2018年で活動21年目を迎えるARTA Project。2017年はスーパーGT第5戦富士でARTA NSX-GT、ARTA BMW M6 GT3が2台揃って両クラスのポール・トゥ・ウィンを達成。オレンジカラーをまとった2台がチェッカーを受ける姿を覚えている方も多いはずだ。
2018年のスーパーGT参戦体制については、GT500、GT300ともに車両は変わらず。タイヤも引き続き、ブリヂストンを使用する。
GT500を戦う8号車ARTA NSX-GTのドライバーには野尻智紀を継続起用。チームメイトには小林崇志に代わり、伊沢がひさしぶりのARTA復帰を果たした。GT300は2017年と同様、高木真一とショーン・ウォーキンショーのコンビだ。
チームの鈴木亜久里総監督は「このメンバーで2018年を戦っていきます。いつも速さのあるチームづくりをしたいと思います。伊沢選手もチームに戻ってきてくれて、本当に経験豊富なドライバーなので、強いチームになっていくと思います」と意気込みを語っている。
その伊沢は「10年前にこのチームで(レース)デビューして、2年間お世話になりました。その後はほかのチームで頑張ってきましたが、こうやって戻ってきて戦えることをうれしく思います」とコメントしている。
「昨年、外から見ていても、このチームは速さがあり脅威に感じていました。(2018年は)野尻選手、チームと力をあわせて優勝、そしてシリーズチャンピオンを目指していきたいと思います」
また、ARTAとして武藤英紀や塚越広大、山本尚貴、小林、松下信治、福住仁嶺、阪口晴南をサポートするほか、2017年に全日本カート選手権OKクラスでチャンピオンを獲得した佐藤蓮をスカラシップに選出している。
あわせて、ARTAは従来のロゴマークを『ARTA Project』から黒を基調とした『ARTA』へ一新。「これからの10年、20年を見据えて、新しいロゴマークのもとに、日本のモータースポーツの発展に寄与するべく邁進して行きます」としている。
■AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2018年スーパーGT参戦体制
●GT500
チーム監督:鈴木亜久里
エンジニア:星学文
マシン名:ARTA NSX-GT #8
エンジン:Honda
タイヤ:BRIDGESTONE
ドライバー:野尻智紀/伊沢拓也
●GT300
チーム監督:鈴木亜久里
エンジニア:安藤博之
マシン名:ARTA BMW M6 GT3 #55
エンジン:BMW
タイヤ:BRIDGESTONE
ドライバー:高木真一/ショーン・ウォーキンショー
ARTA Projectプロデューサー/ARTA SUPER GT監督:鈴木亜久里
エクゼクティブアドバイザー:土屋圭市