株式会社SUBARUは1月12日、千葉県・幕張メッセで開幕した『東京オートサロン2018』でプレスカンファレンスを開催。このなかで2018年もスーパーGT300クラス、ニュルブルクリンク24時間耐久レースへ参戦することを発表した。
1988年に創業し、今年で設立30年を迎えるスバルテクニカインターナショナル(STI)。東京オートサロンのブースには同社が手がけるコンプリートカーのほか、GT300を戦ったSUBARU BRZ R&D SPORTなどが展示されている。
例年、スバルはこの東京オートサロンでスーパーGTやニュル24時間への参戦体制を発表してきたが、今回は参戦表明のみ。具体的な体制については、時期を改めてアナウンスするという。
カンファレンスに登壇したSTIの平川良夫社長は「スバルとSTIは30年に渡って、ふたつの大きな柱であるモータースポーツとコンプリートカー作りに取り組み、確固たるアイデンティティと哲学を築き上げてまいりました」とコメントしている。
「おかげさまで数々のモータースポーツシーンで勝利を挙げるとともに、名車とも呼んでいただけるコンプリートカーを生み出すことができました」
「STIはスバルのモータースポーツ統括会社として1988年創立以来、WRC、スーパーGT、ニュル24時間耐久レースなどに参戦してまいりました」
「参戦のきっかけになったのは、お客様にスバルに乗っていただけていることを誇りに思っていただくこと、喜んでいただくことでした。市販車をベースとしたカテゴリーに参戦したのも、それが理由です」
「市販車と共通の技術を持つ車両でトップカテゴリーに参戦する。それがスバルとSTIのモータースポーツに対するポリシーです」
2017年はスーパーGT、ニュル24時間ともに苦い結果に終わったスバル/STI。復調を誓う2018年はどのような体制で挑むのか、続報を待ちたい。