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トヨタ、2018年ニュル24時間はレクサスLCで参戦。東京オートサロン2018で明らかに

2018年01月12日 10:52  AUTOSPORT web

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TOYOTA GAZOO Racingは新型参戦車両『レクサスLC』とドライバーラインアップを発表した。
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は1月12日、千葉県・幕張メッセで開幕した『東京オートサロン2018』内で2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースの参戦体制を発表した。

 TOYOTA GAZOO Racingは例年、ニュル24時間を「もっといいクルマづくり」に向けた活動の原点として、さまざま車両で挑戦を展開。

 トヨタ自動車の豊田章男社長自らがステアリングを握ることも多く、2016年にはSUVスタイルの『トヨタCH-R』を投じるなど意欲的に参加してきた。

 2017年は「『人づくり』の原点に立ち帰る」というテーマのもと、『レクサスRC』の1台体制で参戦。スバルなども参戦するSP 3T(排気量3.0L以下のターボエンジン車が競う)クラスで145周を走破し、クラス2位、総合でも25位に入る活躍をみせた。

 そんなTGRは今回、2018年大会にはレクサスのフラッグシップモデルである『LC』でSP Proクラスに参戦すると発表。ドライバーには土屋武士と松井孝允、蒲生尚弥、中山雄一の4名が選ばれている。

「エレガントなレクサスLCが過酷なニュルブルクリンク24時間を高速で走り切るウエポンに生まれ変わるという“新たなストーリー”が始まろうとしている」と語るのはカンファレンスで登壇したGAZOO Racing Companyの友山茂樹プレジデント。

 友山氏は「そのストーリーはGAZOO Racingのさらなる進化のために必要不可欠なものである」と続けた。

 また、新たな参戦車両であるレクサスLCについては「フリクションを低減を追及したV8エンジン、高剛性と軽量化を両立したボディ、新開発のサスペンションなど、将来のスポーツカーにつながる数々のチャレンジが詰まっています」と説明している。

 ドライバーを務める土屋は「今開発を進めているLCはまだ生まれたばかりで、ようやくよちよち歩きを始めたくらいです」とコメント。

「しっかりと独り立ちできるまで時間はかかりますが、とてもやりがいのあることですし、これが本当に未来のトヨタ自動車の『もっといいクルマづくり』に繋がっていると考えると、携わることができて幸せです。ドライバー4人の力を合わせてみんなの想いを運んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

 2018年のニュルブルクリンク24時間耐久レースは4月14~15日に予選レースを実施。本戦は5月10日(木)に開幕し、12日(土)に24時間レースのスタートが切られる予定だ。