F1のCEOであるチェイス・キャリーは、10日に行われたデンマーク当局との会談後、コペンハーゲン市街地コースでのF1開催案を後押しするとしている。
デンマークの政治家でレース主催者のヘルゲ・サンダーは、11月にアブダビGPでパドックを訪れ、リバティ・メディアと予備会談を行った。
今週のキャリーの首都コペンハーゲン訪問と、その後の市長およびイベントプロモーターとの会談により、コペンハーゲンにおける将来のグランプリ開催は実現に向けて一歩前進したことになる。
「当地でのレース開催の可能性を探る機会に恵まれ、喜ばしく思っている」とキャリーは述べた。
「コペンハーゲンは、素晴らしいプラットフォームを提供してくれるだろうと我々が期待する種のロケーションだ」
デンマークでのF1開催プロジェクトは、元大臣ヘルゲ・サンダーとサクソバンク創設者で元最高経営責任者のラルス・セイエル・クリステンセンによって支援されている。
「コペンハーゲンだけでなく、スカンジナビア諸国のすべてが彼らにとってのマーケットになり得るだろう」とクリステンセンは語った。
ハースF1チームのケビン・マグヌッセンはデンマーク人であるため、開催が実現された場合は彼の存在が前向きな反応を生み出すと考えられる。しかしヘルゲ・サンダーは、デンマーク人F1ドライバーは必要不可欠な要素ではないと主張する。
「(F1に)デンマーク人がいれば、それは明らかに利点となる。しかしデンマーク人がいなくとも、デンマークでのF1への関心は非常に高い」
「もちろん少なくとも1人はいたほうが良いが、重要なことではない」