鳥居清長の春画『袖の巻』の復刻作品が、1月24日から東京・銀座の靖山画廊で展示される。
東京伝統木版画工芸協同組合が、昨年8月にスタートさせた春画復刻事業によって復刻される同作。東京伝統木版画工芸協同組合は、春画の技術を次世代の職人に継承し、社会がその文化を正しく理解し享受することを目標に『袖の巻』の復刻事業を始めた。2020年に全12図の復刻を完了し、国内で販売を行なう予定だ。復刻事業はオリジナル版を所蔵する国際日本文化研究センターの協力のもとで実施されている。
展示会では、12図のうち3図の復刻作品を紹介。現在までに彫師が木版を彫り上げる工程が完了しており、摺師が和紙に絵を摺りこむ工程に入っているという。