ギタリストの藤岡幹大が逝去したことについて、BABYMETALが追悼コメントを発表した。
藤岡幹大の逝去は、昨日1月9日に藤岡自身のTwitterアカウントを通じて妻によって報告されたもの。ツイートによると藤岡は12月30日、天体観測中に高所から落下。その後は療養していたが、1月5日に容体が急変し、家族に見守られながら死去した。36歳だった。
1981年に兵庫で生まれた藤岡幹大は、音楽学校「MI JAPAN」の講師を務める傍ら、アーティストやセッションギタリストとして活動。BABYMETALのバックバンドである神バンドに参加し、「小神」の愛称で親しまれた。BABYMETALのライブでは世界各地を巡った。またバンド・仮BANDでも活動した。
藤岡のTwitterアカウントで報告があった時点では真偽は不明だったが、BABYMETALのオフィシャルアカウントの追悼コメントが発表されたことにより、事態はほぼ確定的となった。英文による追悼コメントでは、藤岡が「メタル銀河」に召されたこと、藤岡が敬愛し、昨年4月に逝去していたアラン・ホールズワースの名を挙げ、「私たちは彼がいま、自身のGUITAR MASTERであるアラン・ホールズワースとギターセッションを楽しんでいることを祈っています」と追悼。彼女たちの楽曲“THE ONE”の歌詞を引用し、「私たちは共に1つ」と記されている。
なおアラン・ホールズワースは身長190cmを超える長身で、指の長さを活かしたギタープレイで知られた人物。一方の藤岡は158cmと日本の成人男性としては小柄だったが、それを物ともしないギタープレイを披露していた。
藤岡のTwitterアカウントでの報告は「ファンの皆様、関係者様、全速力で生きた彼のことを今後も愛して頂けたら幸いです。ありがとうございました」と締めくくられている。