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ポルシェ911 GT3 Rの2018年バージョンがドバイ24時間で実戦デビューへ

2018年01月10日 05:02  AUTOSPORT web

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ドバイ24時間に参戦するD'station Racingのポルシェ911 GT3 R。巨大な2枚のカナードとフロントリッドが改良された。
1月11~13日に、アラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで開催されるドバイ24時間レース。この舞台で、世界中で多くのマシンが参戦するポルシェ911 GT3 Rの2018年バージョンが実戦デビューを果たす。

 タイプ991のポルシェ911 GT3 Rは、2016年から本格的に実戦デビューしたGT3カー。世界中で多くの販売実績を誇るが、2018年からバージョンアップしたキットが投入される。主な外観上のポイントとしては、クーリングを高めるためにフロントリッドが改良されたほか、空力バランス改良のために、フロントバンパー左右に2枚ずつカナードが追加されている。

 すでにIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのデイトナテストでは、この新空力パーツを装着した911 GT3 Rが走行しているが、1月11~13日に開催されるドバイ24時間では実戦デビューを飾ることになる。

 今回のドバイ24時間には、ドイツのマンタイ・レーシングやヘルベルス・モータースポーツ、日本のD'station RacingやGulf Racingがポルシェ911 GT3 Rを走らせる予定だが、ドバイに持ち込まれたマシンはすべて2018年バージョンの空力パーツを装着している。シンプルなフロントだった17年バージョンと比較すると、大きく印象が異なる。

 1月10日からはプライベートテストとして180分×2回の走行が行われるが、どんなポテンシャルを示すのか気になるところだろう。