1月5~7日の3日間、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されたデイトナ24時間レースの事前テスト『ロア・ビフォア・ロレックス24』の全プログラムを終えたフェルナンド・アロンソは同テストが「ポジティブなものになった」と語った。
フィル・ハンソンと、マクラーレンF1のリザーブドライバーとなったランド・ノリスとともにユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェJS P217・ギブソンをシェアして1月27~28日に決勝レースが行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間に挑むアロンソ。
5日に始まった公式テストは北米東海岸を襲った寒波の影響で気温、路面温度ともに例年より低いコンディションとなったが、全日程で晴天に恵まれたことで、すべてのチームが精力的に周回を重ねていった。
このテストに本戦同様、アロンソも乗り込む23号車リジェと、ブルーノ・セナ、ポール・ディ・レスタらがドライブする32号車リジェの2台のLMP2マシンを走らせたユナイテッド・オートスポーツは全3日間、計8時間30分のセッションのなかで1500マイル(約2414km)、周回数にして420周以上をラップ。
IMSAシリーズで使用されるコンチネンタルタイヤの特性を習熟するとともに、アップデートされたローダウンフォースパッケージのチェックなどを実施し、チームは同テストでの目的を達成したという。
3日間の走行を終え「デイトナのトラック初体験はとてもよい経験になった」と語るのはチーム内最速タイムをマークしたアロンソ。
「複数人でマシンをシェアすることや、妥協し合わなければならないという点では準備が整ったと考えているよ」
「(初めての)ナイトセッションもサーキットの照明のおかげでF1のナイトレースとそう変わらずに走ることができし、トラフィックの処理も大きな問題はなかった」とテストを振り返った。
一方でライバルたちとのタイム差については「僕らは今以上にペースを上げる必要がある」とコメント。総合12番手に終わった結果に満足していない様子だ。
今回のテストで多くのファンから歓迎を受けたアロンソが「ふたたび彼らと会えるのが待ちきれないよ」と語るデイトナ24時間の本戦は、1月25日(木)に開幕。27日(土)に24時間レースのスタートが切られる。