好きな芸能人や著名人に遭遇した時、サインをお願いするファンは多い。実際に書いてもらうことが出来たら大事に持っていたい、という人もいるはずだ。
しかし中には、高額で売れることを見越して、転売目的で芸能人にサインを求める人もいるようだ。歌手の西川貴教さんは1月8日、自身のツイッターでこうした人たちをけん制した。
「この後ネットで販売しますが、書いてもらえますか?」て言おうね
西川さん曰く、品川駅などで有名人にサインをねだる人の中には、カバンに大量の色紙が入っているのが見えるなど、明らかに転売目的の人がいるという。
「本当に喜んでくれるならと思って書いて下さる有名人の方にも失礼なので『ファンです』じゃなく『書いてもらった色紙をこの後ネットで販売しますが、書いてもらえますか?』て言おうね」
このツイートは6万件以上され、いいねも10万件以上ついていた。ツイートにはきゃりーぱみゅぱみゅさんも「むちゃわかります、、、!」と同意のコメント。シンガーソングライターのMs.OOJAさんも「断ると『(自分の)名前付きで良いんで書いてください」って謎の交渉してくる人もいますよねw なんなんでしょうね。ほんとに」と不満を洩らしていた。
書く側の立場にとっては、ファンの為にとサインに応じたのに、相手はファンでもなんでもなく、ただお金を稼ぐために自分が利用されただけ、というのは、気持ちの良いものではないだろう。
メルカリでは、一人の出品者が複数枚サイン色紙を出しているケースも
ネットでは「そんな人たちいるんだ」「有名人からサインを貰えるだけでも嬉しいのに、売ろうなんて失礼な人達」と、転売目的の人達への非難が相次いだ。
ヤフーオークションでは、著名人のサイン色紙が多数出品されているのを確認できる。フリマアプリメルカリでは、「西川貴教さん直筆サイン色紙」が8888円で出品されていた。ほかのアーティストのサイン色紙も多数売られていて、大きさによって数百円から数万円台の物まで、価格は様々だった。同じ人が複数のアーティストやスポーツ選手のサイン色紙を出品しているケースもあった。
これら全部が、最初から転売目的で手に入れられたサインということではないだろう。しかし、せっかく書いてくれた著名人の気持ちを無駄にしないためにも、モラルは守りたいところだ。