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グランプリのうわさ話:早期引退発言は契約金の吊り上げを狙うハミルトンの戦略か?

2018年01月09日 12:11  AUTOSPORT web

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ルイス・ハミルトン
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 メルセデスは、ルイス・ハミルトンとの契約延長について、2017年中に第1回の交渉を行いたいと考えていたが、結局それは実現しなかった。4度目の王座についたハミルトンとトト・ウォルフの双方が、クリスマス休暇前後の時期には忙しすぎて調整がつかなかったためだ。

 アブダビで行われた非公式な対話で、すでにハミルトンはメルセデスとの契約を延長することに前向きな姿勢を示していた。

 その後、メディアのインタビューなどで、彼は早期に引退する可能性にも言及してきた。しかし、関係者の間では、それはあくまで駆け引きの手段にすぎず、狙いはウォルフにプレッシャーをかけて契約金を吊り上げることだろうと見られている。

 いずれにせよ、ハミルトンとウォルフは1月早々には顔を合わせるだろう。ハミルトンがブラックレーのファクトリーを訪れ、シミュレーターを使った作業に参加する予定になっているからだ。彼らはそのタイミングに合わせて、第1回の契約交渉を行う可能性が高い。

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■リカルドも契約金アップを狙う
 ダニエル・リカルドは、現契約の終了をもってレッドブルと袂を分かつことになるかもしれない。クリスチャン・ホーナー、ヘルムート・マルコとの非公式な会合で、彼はチームの短期的な展望についての話に、ほとんど関心を示さなかったという。
■オランダではF1バブル発生
 マックス・フェルスタッペンの大活躍のおかげで、オランダで「F1バブル」が起きている。ひとつではなく複数のプロモーターが、オランダGPをカレンダーに復活させようと動き始めているのだ。
■F1シリーズ分裂の噂
 F1にまたもやシリーズ分裂の可能性が浮上してきた。昨年12月にFIAとFOMが公表した新しいエンジンルール案に関する争いで、メルセデスがフェラーリと共闘を組む姿勢を見せているからだ。