トップへ

バーブラ・ストライサンドやナタリー・ポートマンも ゴールデングローブ賞授賞式で「女性監督の受賞が少なすぎる」

2018年01月09日 05:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

業界の不平等さに、バーブラ・ストライサンドも不満爆発
このほど開催されたゴールデングローブ賞授賞式にて、歌手・女優・作曲家・映画プロデューサー・映画監督などとして活躍するバーブラ・ストライサンド(75)が「過去にゴールデングローブ賞・監督賞(映画『愛のイエントル』)を獲得した女性は自分だけ」とコメント。ノミネートされる女性監督が少ないことに苦言を呈した。長年セクシャルハラスメントが横行し、男優・女優のギャラ格差も甚だしいという映画業界―「全てにおいて一歩先を進んでいる」という業界の印象が一気に覆るなか、ハリウッドの重鎮バーブラの意見もアメリカメディアに大きく取り上げられた。

女優としてのみならず、マルチな才能を存分に生かしハリウッド映画業界に貢献してきたバーブラ・ストライサンド。そのバーブラがこのほど開催されたゴールデングローブ賞授賞式に登場し、こう語った。

「バックステージで、こんな話を聞いたのです。それは私に関する話…。正しく聞き取れたのかは分からないけれど、こう話していたのよ。監督賞を受賞したことがある女性は、私ただひとりだって。みなさん、私があの賞をいただいたのは、1984年のことです。」
「つまり34年も前のことなのですよ。」
「もっと女性監督が必要だわ。そして、より多くの女性が監督賞にノミネートされねばなりません。女性監督がメガホンをとった素晴らしい映画は多くあるのですから。」

「多くの人達が、男女が平等に扱われていないこと、セクシャルハラスメントが問題になっていることなどを話しています。(良からぬことを話せる環境になったことを)私は誇りに思うのです。」
「この業界の人達は、不快な事実に直面し変わっていこうと誓ったのです。」

またプレゼンターとして登場した女優ナタリー・ポートマンも、ぎこちない表情で「監督賞にノミネートされたのは全員男性です」とバッサリ。業界における醜いセクハラ事情に加え、男女の差がいかに大きいかを改めて痛烈批判した形となった。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)