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テノハ海外初の店舗がミラノにオープン、リアルタイムの和を発信

2018年01月08日 19:33  Fashionsnap.com

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代官山の施設「テノハ ダイカンヤマ(TENOHA DAIKANYAMA)」の海外初となる店舗「テノハ ミラノ(TENOHA MILANO)」が2018年3月、ミラノのナヴィリオ地区にオープンする。約2,500平方メートルの敷地にショップやカフェ&レストラン、シェアオフィス、イベントスペース、ポップアップスペースをそろえ、「TOKYO」をコンセプトにリアルタイムの「和」を伝える複合施設として展開する。

 「テノハ ミラノ」は、ミラノ中心部ドゥオモから車で10分ほどの距離にあるナヴィリオ地区ヴィジェーヴァノ通りにオープン。同地区はレオナルド・ダ・ヴィンチ設計の運河を利用した運送業で栄えたことで知られ、現在もその名残を感じさせる倉庫が建ち並び、近年は若いアーティストやデザイナーが集まるエリアになっている。
 セレクトショップには、日本の洗練された美、伝統文化、職人技の高さをモダンに表現したファッションやテーブルウエア、食品などのライフスタイルグッズを集積する。中庭に面したカフェ&レストランで提供されるメニューは、​神宮前の「リストランテ・ダ・フィオーレ」の眞中秀幸シェフが監修し、イタリア文化の象徴でもあるアペリティーヴォにマッチする肉や野菜、和風アランチーニなどの串をメインに、だし巻き卵や厚揚げなど和のおつまみ、プロシュートやモッツァレラを販売。また、コーヒーは1855年創業のローマの老舗ボンドルフィボンカフェとコラボレーションする。
 シェアオフィスは、イタリア家具をはじめとするオフィスファニチャーで構成。24時間営業の予定で、テノハ ダイカンヤマのシェアオフィス「TENOHA LAB」との相互利用優待や、会員同士の交流が生まれる仕組みも計画しているという。イベントスペースでは「ミラノサローネ」などのイベントと連動した展示やインスタレーションを展開。ポップアップスペースでは日本の職人による手工芸の実演などを予定している。
 内装は「ブリオーニ(Brioni)」のショップなどを手掛ける建築デザインオフィスPARK ASSOCIATIが担当。運営は日本でイタリア食材の輸入卸とTENOHA DAIKANYAMA事業を行う佐勇の100%子会社SAYU​​MILANO​​S.R.Lが手掛ける。

■TENOHA​​ MILANO住所:Via Vigevano 18, Milano