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会田誠が"理想の都市のあり方"提案、展覧会「GROUND NO PLAN」開催

2018年01月08日 15:13  Fashionsnap.com

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新宿御苑大改造計画, 2001 / Gland Plan to Alter Shinjuku-Gyoen National Garden, 2001 Image by: (c) AIDA Makoto / Courtesy Mizuma Art Gallery
アーティスト会田誠の展覧会「GROUND NO PLAN」が、青山クリスタルビルで開催される。会期は2月10日から24日まで。

 同展は、公益財団法人大林財団が2年に1度、都市のあり方に強い興味を持つ国内外のアーティストを選出し、建築系の都市計画とは異なる視点から都市におけるさまざまな問題を研究・考察し、理想の都市のあり方を提案・提言をするプロジェクト「都市のヴィジョン - Obayashi Foundation Research Program」で第1回の助成対象者に会田誠が選ばれたことから企画。同氏が未来の「都市」や「国土」をドローイングから完成予想図、建築模型、絵画、インスタレーション、映像、テキストまで多様なメディアを用いて表現する。
 会田は過去に「新宿御苑大改造計画」「『人』プロジェクト」などのプランを提唱してきた。いずれも公共空間に対して"ほぼ実現不可能"あるいは"実現させてはいけない"プランと捉えているが、今回は新しいアイデアも加えた集大成的な展示となるという。同展に向けて、会田は「日本や東京の現状、そして未来に対しては、暗澹たる気持ちを抱かざるをえないところが正直あります。しかしそれをそのまま反映させて、暗い雰囲気の展示にはしたくないもの。楽観と悲観、希望と絶望が頭の中を駆け巡る、混沌とした頭の中をそのまま見せる」とコメントしている。
■会田誠会期:2018年2月10日(土)~ 24日(土)会場:東京都港区北青山 3-5-12 青山クリスタルビル B1F、B2F入場料:無料時間:10:30~18:30(金曜日は19:30まで)