2017年は日本で光る速さをみせていたアレックス・パロウ。18年はヨーロピアンF3を戦うことになった。 FIAヨーロピアンF3に参戦するハイテックGPは1月5日、2018年のドライバーとして、スペイン人ドライバーのアレックス・パロウを起用すると発表した。
ユーロフォーミュラオープン、GP3等を経験したパロウは、2017年にはダラーラの推薦もあり、全日本F3に復帰したThreeBond Racing with DRAGO CORSEに加入。初めての日本のコースでも走り出しから速さをみせ、第1ラウンドの岡山でレース2を制すと、その後第6戦富士、第9戦岡山で優勝。序盤戦は表彰台の常連で、最終的にランキング3位でシーズンを終えた。
そんなパロウは、17年にはFIA F2にスポット参戦しポイントを獲得したほか、12月に行われたスーパーフォーミュラのテストにもTCS NAKAJIMA RACINGから参加していたが、2018年はFIAヨーロピアンF3に参戦するハイテックGPに加入することになった。ハイテックGPは2017年に牧野任祐が参戦していたチームでもある。
「ヨーロピアンF3に参戦することができてものすごく嬉しいし、それに加えてハイテックGPに加わることができて嬉しいよ!」とパロウ。
「僕もチームもお互いのことを知っているし、チャンピオンシップを戦うことに飢えているんだ。冬のテストもうまくいっているし、ヨーロッパに戻って戦うことを今から楽しみにしているよ。支援してくれている人たちに、この機会を与えてもらったことを感謝したい」
また、ハイテックGPのチーム代表であるオリバー・オークスは「アレックスがチームに加わることは素晴らしいことだ。私は彼を何年も追い続けてきたし、彼は若く、速く、競争力があるドライバーだということをみせてきた」と語っている。
「彼は2017年に全日本F3を戦い、さらにFIA F2のアブダビでも、それに最近ではスーパーフォーミュラのルーキーテストでも特別なものをみせてくれた。彼にチャンスを与え、ヨーロピアンF3のタイトルに挑戦することを楽しみにしているよ」