フェラーリ・カスタマーチームのリシ・コンペティツオーネは1月25~28日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される第56回デイトナ24時間レースに2台の『フェラーリ488』を投入すると発表した。これに合わせて2台のドライバーラインアップも明らかにされている。
真紅のフェラーリ488 GTEでIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTル・マン(GTLM)クラスに参戦しているリシ・コンペティツオーネ。
2018年も引き続き62号車フェラーリを開幕戦の舞台であるデイトナ24時間で走らせるが、今季はFIA GT3マシンで争われるGTデイトナ(GTD)クラスでもフェラーリのGTマシンを走らせる。
WEC世界耐久選手権のハイライトとなるル・マン24時間レースなどで用いるチームのサブナンバー“82”を纏う『フェラーリ488 GT3』には、サンティアゴ・クリール/マーティン・フエンテス/リカルド・ペレス・デ・ララというメキシコ人ドライバー3名のほか、2017年のWEC LM-GTEアマクラスにフル参戦したミゲル・モリーナを加えた4名が乗り込むことが明らかにされた。
また今回の発表ではメインチームであるGTLM組のドライバーラインアップの変更もアナウンスされ、2014年からリシ・コンペティツオーネで活躍したジャンカルロ・フィジケラがチームを離れることとなった。
フィジケラの後任には2017年のWEC、LM-GTEプロクラスチャンピオンとなったジェームス・カラドが就くことが決まり、過去2シーズンにわたってフィジケラとコンビを組んだトニ・バイランダーとマシンをシェアする。
デイトナで起用する第3ドライバーには、カラドとともにAFコルセの51号車フェラーリ488 GTEを駆り、WEC参戦初年度で王者となったアレッサンドロ・ピエール・グイディが選ばれている。