レッドブルF1のチームメイトであるダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンは、2018年シーズンにライバルとしてタイトルを競い合っても友人同士であり続けたいと語った。
F1の世界チャンピオンシップをめぐる戦いが続いたとしても友情は続けられるのかと聞かれたリカルドは「そう願っている。僕の誕生日リストからは彼を削除しないよ!」と答えさらに以下のように続けた。
「僕たちは2017年シーズンのはじめにこう言った『もし僕たちが先頭集団にいて、ふたりでトップ争いをすることになったら、それは良い難題だ』とね」
「そしてそれが最終的に世界タイトルを決する戦いだったとしても、僕らは喜んでその難題に挑むだろう。そう、僕らはただ前に進むだけだ」
2016年シーズン前半にフェルスタッペンが姉妹チームのトロロッソからレッドブルに昇格して以来、ふたりは仲の良い関係を続けているようだ。これまで唯一ふたりが公に対立したのは、2017年のハンガリーGP決勝スタート直後、フェルスタッペンがリカルドに接触したときだけだ。
だが、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがともにメルセデスで走った4年間でその関係が劇的に悪化したことからも分かるように、チームメイト同士がタイトルを争い続けることのプレッシャーがいかに大きいかを示している。
フェルスタッペンは「もちろん、世界タイトルを争うようになったら、コース上での緊張関係はもう少し強まると思うよ」と認めたうえで、自身とリカルドが友人同士でいるのは「互いを尊敬しているからだ」と以下のように語った。
「結局のところ、互いを尊敬できる関係にいつも立ち戻る。もし、どちらかひとりが相手よりも速かったら、それは受け入れるべきだし、僕たちにはそれができる」
「ひとりが良いレースをしたら、僕らは互いに相手に対して心から『よくやった』、『君の力にふさわしい結果だ』と言える。それはすごく大事なことだと思うんだ」
フェルスタッペンは、2017年シーズンに2勝をあげ、予選でも13度にわたってリカルドより上位に入った。一方でリカルドは、アゼルバイジャンGPでの勝利も手伝ってドライバーズランキングではフェルスタッペンを上回る結果を残している。
それでもタイトル争いという点で見れば、ふたりともメルセデスとフェラーリのライバルたちからはまだ大きく離されている。
「2018年には差を縮められるはずだ。僕たちに十分タイトルを狙える力があるかは分からないが、間違いなく彼らに近づくことはできる。ともかくやってみることだ」とリカルドは主張する。
「あまり早い時期から予想を下す気はない。これまでに僕たちは多くを学んだし、冬休みの間に正しい作業をして、より強いドライバーとして開幕に臨めるはずだ。そうすればエキサイティングなシーズンになるよ!」