メトロポリタン美術館、任意とする入館料を義務化へ

ニューヨークのメトロポリタン美術館が、現在任意としている入館料を、ニューヨーク州の住民、ニュージャージー州とコネチカット州の学生を除く来館者に対して3月1日から義務化することを発表した。

　メトロポリタン美術館はこれまで、大人25ドル、シニア17ドル、学生12ドルの入館料を推奨しており、支払いは来館者の任意としていた。2004年は入館料全額を支払う来館者の割合が63%だったが、最近は17%と低下。新たな入館料制度の導入により、財政状況の安定化を図る。
　義務化以降、チケットは3日間有効で、分館の「The Met Breuer」と「The Met Cloisters」を含む3館に入館できる。なお、12歳以下は引き続き無料とする。