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ブリューゲル一族150年の画業辿る大規模展に約100点 ほぼ全てが日本初公開

2018年01月04日 16:11  CINRA.NET

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ピーテル・ブリューゲル2世『野外での婚礼の踊り』 1610年頃 Private Collection
『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』が、1月23日から東京・上野の東京都美術館で開催される。

16、17世紀のヨーロッパにおいて影響力を持った画家一族のひとつであるブリューゲル一族。聖書の世界や農民の生活、風景などを描いて人気を博したピーテル・ブリューゲル1世をはじめとし、彼の作品の忠実な模倣作を手掛けた長男のピーテル2世、植物や静物を積極的に描き「花のブリューゲル」とも呼ばれた次男のヤン1世など、150年にわたり画家を輩出し続けた。

『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』は、これまでにイタリアやフランス、ドイツ、イスラエルなどを巡回してきた展覧会。ブリューゲル一族の4世代の画家たちと、同世代のフランドルの画家たちが生み出した宗教画、風景画、寓意画、静物画など、個人所蔵の作品を中心に約100点が展示される。出展作のほぼ全てが日本初公開となる。

展覧会のオフィシャルサポーターを務めるのは、渡辺徹と榊原郁恵の長男で、俳優の渡辺裕太。画家や絵画の中の登場人物に扮し「七色の声」で会場を案内する音声ガイドナレーターを、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの渚カヲル役などで知られる声優・石田彰が務める。

同展は東京での開催後、愛知、北海道、広島、福島にも巡回予定。詳細は展覧会の特設サイトをチェックしよう。