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2017年JRPAアワード大賞は横浜ゴム。特別賞にハルクプロ、栄誉賞に琢磨を選出

2018年01月03日 21:21  AUTOSPORT web

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JRPAアワード大賞を受賞した横浜ゴム
二輪・四輪の公認モータースポーツイベントを撮影する、国内唯一のモータースポーツフォトグラファーの団体である日本レース写真家協会(JRPA)は、“その年一番のフォトジェニック”を選ぶ『JRPAアワード』を会員62名の投票により決定した。

 このJRPAアワードは、JRPA会員のフォトグラファーたちが記録や戦績だけではなく、そのスタイルや立ち振る舞いがいかに魅力的で、常に話題や撮影機会を提供しうる存在であるか、そしていかにフォトジェニックで、私たちフォトグラファーの“写心”をくすぐる存在であるか、取材活動に対して紳士的であるかなどを総合的に判断し、全会員の投票によって毎年選出されているものだ。

 2005年から毎年大賞と特別賞を選出してきたJRPAアワードだが、2017年は大賞として横浜ゴム株式会社が、特別賞として有限会社ハルク・プロが選出された。受賞理由は下記のとおりだ。

JRPAアワード2017『大賞』:横浜ゴム株式会社
 長年日本国内で数多くの四輪カテゴリーにタイヤを供給し、我々フォトグラファーを感動させるシーンには常に横浜ゴムのキャップがともに存在してきた。記念すべき創立100周年にあたる2017年も、全日本スーパーフォーミュラ選手権や全日本F3選手権、スーパー耐久へのワンメイクタイヤ供給、さらにスーパーGTではGT300クラスでGOODSMILE RACING & Team UKYOがチャンピオンを獲得したのをはじめ、WTCC世界ツーリングカー選手権、第64回マカオグランプリなどでもタイヤ供給を行い、多くのシャッターチャンスを提供してくれた。

JRPAアワード2017『特別賞』:有限会社ハルク・プロ
 長く全日本ロードレースに参戦し、小中排気量クラスから始まって数々のチャンピオンを獲得、鈴鹿8耐制覇も成し遂げたが、最高峰クラスのチャンピオンにはなかなか手が届かなかった。今年、念願の全日本最高峰JSBクラスで高橋巧選手がチャンピオンを獲得。今年のみならず、長きにわたって数々のシャッターチャンスを提供してくれた。

* * *

 また2017年は、インディ500で見事優勝を飾った佐藤琢磨に、初めての『栄誉賞』が贈られることになった。受賞理由は下記のとおり。

JRPAアワード2017『栄誉賞』:佐藤琢磨
 佐藤琢磨選手は、2004年にFIAフォーミュラワン世界選手権で日本人ふたりめとなる3位表彰台を獲得。また活動の場をアメリカに移してからも、インディカー・シリーズにおいて2013年ロングビーチ戦で日本人初優勝を遂げるなど、記憶にも記録にも残るレースを展開してくれました。また、2017年には日本人のみならず、アジア出身のレーシングドライバーとして初となるインディ500優勝を成し遂げ、世界のモータースポーツの歴史にその名を刻むとともに、内閣総理大臣顕彰を授与されるなど、日本におけるモータースポーツの地位向上にも大いに貢献してくれました。

 一方で我々フォトグラファーの取材に対しても極めて紳士的であり、サーキットでは常にフォトグラファーの存在を意識し、数々のシャッターチャンスを提供してくれました。またJRPAに対しても長年協力を惜しまぬ姿勢をみせてくれています。2017年インディ500優勝という偉業達成と、長年に渡る協力に感謝を示し、佐藤琢磨選手に2017年JRPAアワード『栄誉賞』を授与します。

JRPAアワード歴代受賞者:(敬称略)
第1回(2005年) 大賞:服部尚貴     特別賞:伊藤真一
第2回(2006年) 大賞:鈴鹿サーキット  特別賞:北川圭一
第3回(2007年) 大賞:ヨシムラジャパン 特別賞:大嶋和也
第4回(2008年) 大賞:松田次生     特別賞:石井正美
第5回(2009年) 大賞:ホンダNSX     特別賞:青山博一
第6回(2010年) 大賞:小林可夢偉    特別賞:伊藤真一
第7回(2011年) 大賞:水谷 勝      特別賞:アンドレ・ロッテラー
第8回(2012年) 大賞:中嶋一貴     特別賞:中須賀克行
第9回(2013年) 大賞:山本尚貴     特別賞:加賀山就臣
第10回(2014年) 大賞:中嶋一貴     特別賞:亀谷長純
第11回(2015年) 大賞:チームインパル  特別賞:ヤマハ発動機株式会社
第12回(2016年) 大賞:KONDO RACING   特別賞:中須賀克行