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"白衣を作業着から正装へ" 白衣ブランド「ドレッシル」がデビュー

2018年01月03日 18:03  Fashionsnap.com

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「白衣を作業着から正装にする」がコンセプトの白衣ブランド「ドレッシル(DRESSIR)」がデビューした。著名人や経営者をはじめ6,000人を超える顧客のオーダースーツを手掛ける高級テーラーブランド「ドット・テーラー(DOT・TAILOR)」の創業者でオーナーの松井拡運がデザイン、大塚友広がクリエーティブディレクションとマーケティングを担当。ドット・テーラーのパターンデザインを採用し、日本人の体型を活かす黄金比による美しいシルエットデザインでドクターの知性を際立たせる白衣を展開するという。

 大塚は、マーケティング会社勤務を経て群馬県富岡市にある富岡製糸場の世界遺産登録に伴う観光マネージャーなどを務めた経験があり、地域社会の課題を解決したいと考えていた同氏と、職人再生を掲げて日本の技術を活かしたものづくりを行なっていた松井は、2015年4月に「日本の美しさを残す」ことをビジョンに掲げたizuru株式会社を設立した。大塚が代表取締役、松井が取締役を務める。
 今回自社ブランドとしてデビューしたドレッシルは、当初は「ドットテーラーで積み上げた膨大な顧客の体型データを活かし、日本人の体型をより美しく見せるシルエットの白衣を実現する」ことをデザインコンセプトに掲げ、スーツ工場でサンプルを作成していた。しかし、スーツのジャケットのような風合いになり、なかなかデザインコンセプトを実現することができず、作成したサンプルは100を超えたという。そこで、かつて松井がテーラリングの技術継承を行なっていた中国のドレスシャツ工場に試しにサンプル作成を依頼したところ、想定を超える綺麗なシルエットが実現し「白衣の概念を作業着から正装に変えることはできないか?」といった考えに至ったという。
 ドレッシルでは、1万8,000円と2万8,000円、3万8,000円の3つのラインの白衣を展開。3万8,000円のラインは手作業で月100着限定で生産する。現在すでに予約を開始しており、1月中旬ごろにウェブサイトが開設される。
■問い合わせ電話番号:03-4405-6050メールアドレス:brand@izuru.gift