トップへ

中居正広、「世界に一つだけの花」を振り付きで歌唱 「忘れるわけねぇだろ」

2018年01月03日 11:52  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 1月2日に『めちゃ×2イケてるッ!スペシャル』(フジテレビ系)にて、ナインティナイン(以下、ナイナイ)と中居正広の名物企画「中居&ナイナイ日本一周の旅」が、テーマ「72時間ホンネの旅」のもとオンエアされた。


参考:中居正広が見届ける舞祭組の成長 揺るがない信頼関係でたどり着いた1stアルバムまでの道のり


 ナイナイの2人が中居をもてなすという名目で日本全国を連れ回してきたが、11回目にして最終回となる今回は、初めて「中居くんがやりたいこと」のアンケートを事前に実施。それを元にナイナイが忠実に旅をプロデュースしようと試みる。


 ナイナイから「72時間ホンネの旅」というテーマを聞かされた中居は、「強く否定するのもなんだし、いいとこついてくるな」とコメント。最後のロケ地めぐりとして、初めに訪れたのは、函館山。「ハンバーガーが食べたい」というアンケートに答えて、函館市を中心とした店舗ラッキーピエロのハンバーガーを用意するも、カレーに反応する中居。「ハンバーガーは食べますけど、カレーが食べたい。これがホンネだよ。“ホンネテレビ”でしょ、今日?」と口が滑り、思わず笑みを浮かべる中居に矢部が「72時間よりドキッとしたわ」とツッコんだ。


 さらに、東京から静岡に向かう車内では、『めちゃイケ』終了に対して中居がナイナイに思い出を作ることを勧めると、岡村が「(スマスマ終了は)泣いてましたよね?」と振り返り、すぐさま中居が岡村を叩き「あ、そっか。もうやめた」と自身へ話が飛んでくることを察し、話すのをやめた。東京から姫路への移動には、「思い出の寝台特急に乗ってみたい」という夢を叶える。「僕ね、40年ぶりなんですよ、寝台特急。2回目なんです、5歳の時。うちのお父さんが、もう亡くなったんですけど。(ナイナイと)会ったことあんじゃん。うちの親父の故郷に、上野から青森まで行ったの寝台電車で、そっから船で北海道に行ったの」と父との思い出を振り返る。中居の父は、日本一周の大ファンで、一番面白かったと語っていたのは風呂の底が抜けるウォータースライダーのドッキリだった。


 福岡では、博多華丸・大吉を迎え、「ナイナイとゆっくり飲んで話したい」という中居の夢を叶える。ここで槇原敬之の大ファンだという番組作家が登場し、「世界に一つだけの花」を歌い出す。サビになると次第に収録メンバー全員が歌い出し、中居も<一生懸命になればいい>と振り付きで右手を突き出し親指を立てる。ナイナイ2人が「できんじゃん」と声をかけると、中居も「忘れるわけねぇだろ」と腕を組み笑顔を見せた。宴もたけなわ、テレビ画面には店の外観が映り、「みんな思ってると思う。『あ、言っちゃいけないこと言っちゃったんじゃないかな』みたいな。なんにも問題ない」という中居のコメントには、矢部が「SMAP好きやってんな」と返した。


 日本一周を終えた中居は、打ち合げ会場でめちゃイケメンバーを前にスピーチを始める。中居は『笑っていいとも!』が終わった時の自分のスピーチを思い出していた。「バラエティの最後は寂しく、残酷なものだなという話をさせていただきました」。歌やドラマの世界は最後を目指して頑張る、しかし逆に最後が来ないように頑張るのがバラエティだと話す中居。「ですから、バラエティの打ち上げは寂しいものです。僕、この世界30年になります。そういう思いを多々してきました」。中居が心配していたのは、番組が終わるナイナイの気持ちだった。なぜ、番組が終わるのにみんな笑っているのか。「これが、『めちゃイケ』が貫くスタンスなんだなって。不思議を通り越して、素敵だなって感じることができました」。最終回への本当の気持ちは自分には分からない。「『めちゃイケ』の最終回は最初で最後です。残された3カ月、『めちゃイケ』のカウントダウンは始まっております。その3カ月は『めちゃイケ』が貫くスタンスをずっと続けていただきたいと思います」とコメントを送る中居。


 最後に、中居はめちゃイケメンバーに俳優が演じるメモリプレイを届ける。岡村からの感謝の手紙を受け取った中居。しかし、突如底が抜け中居は9年ぶり4回目のウォータースライダーへ。「(いい話じゃ)終われないか、やっぱり? 『めちゃイケ』スタイルは貫くのか?」とびしょ濡れの姿でナイナイに問いかける中居に、岡村が「日本一周はやっぱ、これ(スライダー)見たいでしょ?」と返答。ウォータースライダーには、3000万円がかかっていることを岡村が明かし、矢部も「終わる番組が3000万やで?」と中居に語りかけると、「好きだなぁ。これね、うちの親父も好きだった。ゲラゲラ笑ってたわ」と笑顔で天国にいる父を偲んだ。(向原康太)