お正月と言えばお年玉。何歳までもらえるかは家族や親戚によって違うが、なかには30代になってももらっている人がいるという。羨ましいと言えば羨ましいが、「いい年してお年玉をもらうなんて」と情けない気持ちにもなりそうだ。周囲からも「自立できていない」と思われかねない。
ヤフー!知恵袋にも以前、「30歳を過ぎて、お年玉をもらう人ってありでしょうか?」という質問が寄せられていた。投稿者には、30代で独身のいとこがいるのだが、未だに実家暮らしでお年玉をもらっているのだという。
「私には30歳を過ぎたいとこがおり、未だにお年玉を祖父母からもらっています。もちろん、もう働いています。金額は1人2万ずつということです」
「いとこは働いていますが実家暮らしの為、お給料はすべて自分の小遣いで生活費は一切家には入れません」
「働いているなら、逆にあげないと」「祖父母は孫に何かしてあげたいと思っています」
投稿者は、いとこが「自立」していないことにモヤモヤしているようで、「30過ぎて、普通もらうか?と思うのはひょっとして私だけなんでしょうか?」と疑問を投げかけている。
この質問に対しては、「働いているなら、逆にあげないと!!」「常識的にはおかしい」といったコメントがいくつか寄せられていた。しかし、祖父母があげたがっているのならば、受け取った方がいいという意見の方が多かった。
「孫と祖父母という関係は一生変わりません。(中略)孫に何かしてあげたいと思っています」
「あげたいという祖父母から素直に受け取るのも孝行だと思います」
都内で編集者として働く独身男性(30代)も、「『いいよ』と言って断ろうとしても、祖母に『もらっておきなさい』と言われる」という。いくつになっても孫は孫。祖父母がくれると言うのなら、わざわざ断る必要もないだろう。
ちなみに筆者(編集部N)も20代後半で実家暮らしだが、まだお年玉をもらっている。今後ももらえるまでもらうつもりだ。
就職が区切り? 「大学生まで。働いたら18歳でもなし」
とはいえ、やはり30代になってもお年玉をもらえるというのはかなり珍しいようだ。ガールズちゃんねるには12月下旬、「身内のお年玉ルール」というスレッドが立った。そこでは、
「18歳(高校生)までが普通と思ってた」「高校卒業したらなしです」
「うちの方は金額決めて18才までって決めてるよ!」
といったコメントが散見された。どうやらお年玉をあげるのは高校生までという人が多いようだ。確かに大学生になれば、自分でアルバイトをして稼ぐことができる。
また、「私自身も今年で最後だねなんて言われながら20歳までもらった」という人もいた。成人するまでというのも1つの基準になっているようだ。「学生まではあげてる。なので大学生まで。働いたら18歳でもなし」という人も多かった。こちらは就職が区切りになっているのだろう。やはりお年玉を何歳までもらえるかは、家族や親戚によって異なるということだ。