実家や親戚の家で過ごすことも多い年末年始だが、皆が集まる食事の席で毎回しんどい思いをしている人がいる。
先日のガールズちゃんねるに「しつこい程の『よかったら食べて』はおもてなしと言える?」というトピックを立てた女性は、夫の実家に帰省した際に出される食事について、毎回頭を悩ませているのだとか。
理由は義母からの「食べて食べて」攻撃。義母はトピ主が遠慮していると思い込んでいるようで、「せっかくなんだから食べなさいよ、ほら!」と、お皿に勝手によそってくるのだという。
勧めてくるのは善意だと知りながらも、あまりにしつこいとしんどくなってしまう。「断るのも無理して食べるのも、どちらにしてもとてもストレス」だと主張するトピ主はこう問いかける。(文:みゆくらけん)
「家でお客さんに料理を出すときに、何度も『食べてください』と強要するのは相手に迷惑だと思うのは、私だけでしょうか?」
悪意なくても「あまりしつこく勧めるのはおもてなしではなく無理強い」
このトピックに集まったのはトピ主への共感の声。「うちの義母がまさにそれ!まともに食べてたら吐きそうになる」という声を筆頭に、
「田舎だと勧め方えげつないよ。そんなに食えるか!ってくらいご飯よそうし食べな食べなってガンガンくる」
「皆苦しくなって最後は拷問(笑)」
「『全部食べるまでおウチにかえれまテン』って、昔のタカアンドトシの番組を脳内で再生しながら、なんとか乗り越えてます」
など、多くの人が無理しながらフードファイター化してしまっているようだ。これでは帰省の度に気が重くなるのも仕方がない。
「遠慮じゃなく本当にもう食べられないのに、しかもそういってるのに、なんでわからないんだろうか」
とあるように、特に悩ましいのが「本気で腹パンパンなのにわかってくれない」というところだ。「遠慮しないで」「まだデザートもあるわよ」「若いんだから食べれるでしょ」的圧力が凄くて、「もう本当にお腹いっぱいで入りません」と伝えているのに全く伝わらないとなると、苦しさも倍増だ。
相手に悪意などないが、「あまりしつこく勧めるのはおもてなしではなく無理強い」「ありがた迷惑」「親切の押し売りにしか感じられない」などという声が殺到している。
ピンチを打破するには夫の「鶴の一声」が必要
「食べて食べて」攻撃を上手くスルーするスキルもなく、正直にノーサンキューを伝えても相手が聞く耳を持たない場合、どう乗り越えるべきか。それには、夫の協力が不可欠である。ある人は「食べて食べて」攻撃に困っていたところ、夫が義母たちに向かって
「食べたかったら勝手に食べるからほっといてやんな(笑)断りにくいしょ!」
と言ってくれたことで、それ以降しつこく勧められなくなったという。他にも「しつこく勧めてきたときは夫が制止してくれる」「『自分のペースがあるもんねえ』って声をかけてくれる人がいるとすごく嬉しくなる」というコメントもあった。ここはひとつ夫に頑張ってもらいたいところだ。
ただ、人が集まる食事の席は超ビックイベント。重い買い物をし、時間をかけて作ったごちそうを、おいしいおいしいと食べてもらうのは至極の喜びで、「皆を喜ばせたい」「楽しい時間を提供したい」という気持ちからくる行動だということは心に留めておきたい。そこを考慮した上で上手な「かわし」が出来れば一番良いのだが……これがなかなか難しい。