元F1ドライバーであるギド・バン・デル・ガルデは、2018年はマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを打ち負かしてタイトルを獲得できると考えている。
「2017年シーズンを見れば分かるが、もちろんハミルトンはとても優れたドライバーだ。でもマックスは彼と勝負ができると思う」とバン・デル・ガルデはFormule 1に語った。
バン・デル・ガルデは2013年にケータハムF1チームから19戦のグランプリレースに参戦し、2014年にはザウバーF1チームのテスト兼開発ドライバーを務めていた。
しかしながら32歳のバン・デル・ガルデは、同郷のフェルスタッペンのような目覚ましい成功を成し遂げることはできなかった。フェルスタッペンは2015年に、17歳で史上最年少F1ドライバーとなっている。2016年のスペインGPではグランプリ優勝を果たした初のオランダ人ドライバーとなり、今シーズンにはさらに2度の優勝を経験した。
好成績を飾るフェルスタッペンだが、レッドブルのパフォーマンスと信頼性が低下した2017年シーズン前半は難しい時期を過ごしていた。
「彼にとっては精神的にきつい1年だったが、自分にできることが何もないことは分かっていただろう。レッドブルに十分な競争力がなく、マックスの本当の実力を見ることができなかったのは残念だ」とバン・デル・ガルデは話す。
しかしバン・デル・ガルデは、この停滞が20歳のフェルスタッペンをかえって強くしたと付け加えた。
「マックスは人として大きく成長したと思う。なぜならコース上での落胆するような出来事すべてに対処してきたからだ」
「マックスはシーズン後半には、また強力なマシンを手にすることができた。彼はゼロから勝利を掴み取ったんだ。もちろん同じオランダ人としても楽しめたよ」
フェルスタッペンが立ち直り、マレーシアGPとメキシコGPで優勝したことは、彼がいかに成長したかを裏付けているとバン・デル・ガルデは言う。
「彼はドライバーとしてもかなり成長したと思う。予選での彼は、重要な一歩を刻んだ」
「マックスは来シーズン、間違いなく何度か優勝を飾るだろう。すごく調子が良ければ、タイトルを争えるほどにうまくいくかもしれないよ」