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ボッタス、F1チーム代表たちからの低評価を気にかけず。「自分のボスが分かってくれればそれでいい」

2017年12月29日 08:51  AUTOSPORT web

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2017年F1ロシアGP 初優勝のボッタスを祝福するウォルフ
2017年シーズン、バルテリ・ボッタスはドライバーズ選手権を3位で終えたものの、F1チーム代表たちによるベストドライバー投票では10位と評価が低かった。しかし彼はこの結果を重く受け止めてはいない。

 ボッタスは2017年にメルセデスに移籍、5年のF1キャリアにおいて初めて優勝を獲得し、シーズンのなかで3度優勝を飾った。それにもかかわらず10人のF1チーム代表の投票によって導き出されたランキングにおいては、ボッタスはウイリアムズ時代の2016年より順位をひとつ下げる結果となった。

 このランキングは英AUTOSPORTが毎年行っている企画で、チーム代表がそれぞれトップ10ドライバーを選出、その順位にF1ポイントシステムと同様の点数を当てはめて集計し、総合的な順位を導き出している。

 2017年版では1位ルイス・ハミルトン、2位マックス・フェルスタッペン、3位セバスチャン・ベッテル、4位ダニエル・リカルド、5位エステバン・オコン、6位フェルナンド・アロンソ、7位キミ・ライコネン&カルロス・サインツJr、9位ニコ・ヒュルケンベルグと続き、10位にボッタスが続いた。


「投票の類は、しょっちゅう行われている」とボッタスは2017年のFIA表彰式で語った。

「自分への評価が低いんじゃないかとか、そういうことはあまり考えない。本当に重要なことは、コース上でどうパフォーマンスを発揮するかだ。この先、何レースで優勝できるか、といったことだ」

「重要なことはチーム内にある。チームは僕のパフォーマンスレベルを正確に把握しているし、僕に何ができるのかも分かっている」

 2017年にボッタスは、ロシア、オーストリア、アブダビでの優勝を含む13回表彰台に立ち、ポールポジションを4回獲得した。

 ボッタスはシーズン中盤のスランプが最終結果に影響したことを認めた。ランキング3位という結果は、彼自身の期待に届かないものだったが、ボッタスは2017年に学んだ教訓を次のシーズンに生かすと誓った。

「ドライバーとして、間違いなく多くを学んできたと思う。時には非常に厳しいレッスンだった。いくつかのレースではマシンと自分のドライビングに本当に苦戦していた」と28歳のボッタスは語った。

「多くの問題に取り組まなければならなかったし、そこから学んで進歩する必要があった。F1で過ごしたすべてのシーズンのなかで、今年は一番多くを学んだシーズンだった」

 F1関係者がボッタスに対して抱いている印象は、人々を率いる大将というよりも、優れた副官というものだが、彼自身はもちろんトップを目指している。

「僕次第だということは分かっている」とボッタスは語った。

「ルイスと平等のマシンと条件のもとで、自由にコース上でレースをすることが許されているのだから、僕次第なんだ」

「予選でいい走りをし、決勝でペースの面でも競り合いの状況でもいいパフォーマンスを発揮できれば、あとは優れたマシンさえあればタイトルを争って戦えるはずだ」