スペイン・バルセロナ出身の女性ライダー、ライア・サンツがレッドブルKTMチームから2018年のダカールラリーに参戦する。
2018年1月6~20日に開催されるダカールラリー2018は、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの3カ国を舞台に総走行距離約9000kmで開催。第40回という節目の大会であると同時に、「史上もっとも過酷なルート」が設定されている点も話題を集めている。
同大会にKTMのワークスチームから参戦するサンツは、2011年からダカールラリーに挑戦している女性ライダーで、2015年には二輪部門で総合9位に食い込む走りをみせた。
エンデューロやトライアルなどでチャンピオンを獲得した後、ラリーレイドへの参戦を開始したサンツは「参戦を開始したころ、私は唯一の女性ライダーだった」とふり返る。
「でも、いまではダカールやエンデューロにも女性ライダーが参戦を開始しはじめているし、その数は今後も増えていくと思う。時間はかかるかもしれないけど、必ずそうなると思うわ」
「男性ライダーと女性ライダーでは身体的に違いがあるから、私たちはより入念な準備が必要になる。ただ、しっかりと準備が整えれば好成績を狙うこともできる。だから、バイクメーカーには女性ライダーへの投資を強化してもらいたい」
「2018年大会での目標はトップ15位以内でフィニッシュすること。強力なライバルばかりだから、難しいチャレンジになるとは思っている。ただ、以前にトップ10入りを果たしているから、もう一度同じことができると確信しているの」
サンツは2017年大会のチャンピオンであるサム・サンダーランドやトビー・プライスらとともにKTM450ラリーで戦いに挑む。