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ブランパンGT:Rモータースポーツ、アストンマーチンのティーム&マルタン起用を発表

2017年12月28日 11:52  AUTOSPORT web

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R-モータースポートが使用するアストンマーチンV12バンテージGT3
2018年、ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップのプロクラスに参戦するRモータースポーツは12月27日、アストンマーチン・ワークスドライバーのニッキー・ティームとマキシム・マルタンの起用を発表した。
 
 AFレーシングのモータースポーツ部門であるRモータースポーツ。チームは11月下旬に行なった発表のなかで、レッドブルF1チームのクリスチャン・ホーナー代表が共同創設者となっているアーデン・インターナショナルと提携し、2台の『アストンマーチンV12バンテージGT3』を世界最大級のGT3レースであるブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップに投入するとアナウンス。

 元F1ドライバーのマーティン・ブランドルを父に持つアレックス・ブランドルと、今季ベルジャン・アウディ・クラブチームWRTから同シリーズに参戦したジェイク・デニスのふたりを全6名からなるドライバーラインアップの一部として発表していた。
 
 そんなチームは今回、2名のアストンマーチン・ワークスドライバーをラインアップに追加。『アストンマーチン・バンテージGTE』を駆り2016年のWEC世界耐久選手権LM-GTEプロクラスチャンピオンとなっているティームと、今オフにBMWからアストンマーチンに移籍してきた元DTMドライバーのマルタンがカスタマーチームをサポートする。

「マキシム(・マルタン)とニッキー(・ティーム)を2018年シーズンのドライバーラインアップに追加でき、とても興奮している」と語るのはRモータースポーツ代表のフロリアン・カメルガー博士。

「ふたりのワークスドライバーを迎えるということは、アストンマーチン・ブランドとの関係をより深いものとする意味合いをもつ。そして、レースではGTのトップドライバーである彼らがゲームを有利にしてくれるだろう」

 BMWではDTMのほかトタル・スパ・フランコルシャン24時間レースなどのGTプログラムにも参加していたマルタンは「僕はこれまでDTMを楽しんできたが、耐久レースに復帰するのを本当に楽しみにしているんだ」と語った。

「アストンマーチンという素晴らしいブランドに加入してWEC世界耐久選手権に参戦するだけでなく、V12バンテージGT3で競争の激しいブランパンGTシリーズを走れるなんて、まさにすべての夢が叶ったようだよ!」

「僕たちベルギー人ドライバーにとって、スパのレースに出るのはいつでも特別な経験になるけどれど、そのなかでもスパ24時間は格別なんだ」

 2013年からアストンマーチンでWECを戦うティームもまた「R-モータースポーツからエンデュランスカップへにフル参戦できることになり、とても楽しみにしている」と新たな挑戦を心待ちにする。

「マキシムの加入は一緒に戦うドライバーとして心強いよ。彼は過去のGTレースで活躍し、DTMでは素晴らしいスピードを持つことを証明しているからね」

 今回の発表で4名のドライバーラインアップを確定させたRモータースポーツは今後、残る2名のドライバーを発表する予定だが、現時点でその時期はアナウンスされていない。

 なお、ティームはこの発表の直前にTFレーシングからブリティッシュGTへのフル参戦が決定。Rモータースポーツと同様にアストンマーチンV12バンテージGT3を使用するTFレーシングは、WECでティームとともにバンテージGTEを駆るマルコ・ソーレンセンを起用している。