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裕木奈江「夜もよく眠れない」 亀梨和也主演『FINAL CUT』で23年ぶり民放連ドラ出演

2017年12月28日 05:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2018年1月9日スタートのカンテレ・フジテレビ系火曜ドラマ『FINAL CUT』に出演する、裕木奈江からのコメントが公開された。


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 同ドラマは、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』や、映画『ヘルタースケルター』などの作品で知られる、金子ありさが脚本を手がけた復讐劇。ある女児殺害事件で母親を犯人扱いされ、亡くした過去を持つ男・中村慶介が、12年の時を経て、事件の真犯人を探し出し、母を追い詰めた者たちへの復讐に動き始める模様を描く。


 主人公・中村慶介役を亀梨和也が演じるほか、物語のキーパーソンとなる慶介の母・恭子役を、民放連続ドラマとしては約23年ぶりの出演となる、裕木奈江が務める。


 恭子は保育園の園長として働きながら、女手一つで慶介を育てる心優しい母親。しかし、自身の保育園に通う女児が殺害される事件が発生し、恭子の環境は一変してしまう。百々瀬塁が司会を務めるワイドショー番組『ザ・プレミアワイド』からの犯人扱いによって、次第に追い込まれていき、結果、自ら命を絶つことに。恭子が亡くなり、慶介が復讐を決意するきっかけとなった12年前の数々のエピソードが、ドラマの中で徐々に明かされていく。


 『北の国から’92巣立ち』をはじめ、ドラマや映画へ出演するなど日本で活動した後、現在は米ロサンゼルスに拠点を移している裕木。クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』や、デヴィッド・リンチ監督作『インランド・エンパイア』といった映画に出演したほか、今年は人気テレビドラマシリーズ最新作『ツイン・ピークス The Return』に出演。


 そんな裕木が、メディアによって死へと追い込まれてしまう恭子という役柄や、久しぶりとなる日本でのドラマ撮影についてなど、撮影現場で語っている。コメントは以下の通り。


■裕木奈江 コメント
・作品のオファーを受けた時の印象
決めゼリフがある二枚目の主人公がいて、エンターテインメントとしてすごく楽しく見られる人間ドラマだと感じました。


・恭子という役どころについて
一生懸命に育ててくれたお母さんを守れなかった過去の自分を超えたいと、復讐の旅に出る主人公の慶介。恭子はある意味、そんな慶介の清い心を表現するための存在だと思います。リアルに考えてしまうと恭子のようなことは起こっていけないですし、私もメディア側の人間として行動や発言に気をつけなければと感じます。


・メディアに追い詰められるシーンの撮影について
ずっと攻撃される役ですので厳しいです(笑)。役を憑依させると、辛い気持ちのまま2、3日いるしかないですし、ご飯がおいしくなくて、食欲も無くなってきますし、夜もよく眠れない。でも、これをリリースしてしまうとお芝居にならないので、役者としてはしょうがないですね。そういったシーンを撮り終えた今日は、ご飯がおいしくなると思います(笑)。


・久しぶりの日本ドラマの撮影現場について
久々ですけど、日本の撮影現場の雰囲気はびっくりするくらい昔と一緒なんですが、私にとって最も違うのは、微妙な表現が出来ること。アジア人、特に日本人の自分はハリウッドではマイノリティーですから、英語のセリフの有り無しに関わらず、周囲に誤解されないように必要以上にナイスであろうと力が入ってしまいます。そういった意味では、今回はリラックスして撮影に参加できています。


・作品全体の見どころと視聴者へのメッセージ
実際に私たちが生きる社会には正義ってなかなかありませんが、この作品は「正義はあっていいんだ」ってことを本当に真っ直ぐに伝えています。その正義のため、時に苦労する主人公を応援しながら見られる作品です。亀梨さんとの共演はありませんが、母として天国から彼の復讐劇を楽しみに見ております!(笑)


(リアルサウンド編集部)