2017年F1チャンピオンのルイス・ハミルトンが、自身のインスタグラムに投稿した動画において不適切な発言を行ったとして謝罪した。
問題の動画には、ハミルトンと彼の甥が映っている。まずハミルトンはカメラに向かって「今、すごく悲しい気持ちだ。僕の甥を見てよ」と語りかけてから、ピンクと紫のドレスを着て魔法の杖を持って楽しそうにはしゃぐ少年を映した。
ハミルトンは少年に向かって「なんでお姫様のドレスを着ているの? クリスマスにもらったのかい?」と話した後、「どうしてクリスマスにお姫様のドレスを欲しがるんだよ? 男の子はそんなドレスは着ないものだよ!」と叫んだ。少年は耳を手で塞いでハミルトンに背を向けた。
この動画がアップされるや否や、LGBT活動家を含む多数の人々が、ハミルトンは少年に対する態度を謝るべきであるとか、ハミルトンに失望したといった批判的なコメントをSNSに投稿した。
これを受けて、ハミルトンは動画を取り下げた上で以下のような謝罪文を発表した。
「昨日、甥と遊んでいた時の僕の言葉が不適切だったということに気付いたので、投稿を削除した。誰かを傷つけたり怒らせるつもりはなかった。人は誰も自由に自分を表現すべきだし、甥がそうすることをうれしく思っている」
「自分が取った行動を心から謝罪する。何者であろうと、誰かを除外したり固定観念で見たりすることは、誰にとっても受け入れられないことであると理解している」
「望むように生きている人たちを、僕は昔からサポートしてきた。今回の判断ミスを許されることを願っている」