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大手企業のボーナス平均88万円、一方で中小は28万 「大手はいいな」「そんなもらってるのか」と羨む人相次ぐ

2017年12月27日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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大手企業の冬のボーナスは平均で88万793円だった。経団連が12月25日に発表した「2017年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果」で明らかになった。一方、中小企業のボーナスは平均約28万円に留まっており、改めて格差が浮き彫りになった。

経団連は、東証一部上場で従業員500人以上の大手を対象に調査を実施。158社からの回答を元に平均額を算出した。昨年と比べると0.01%増でほぼ横ばいとなっている。

建設業大手では人手不足の影響もあり平均125万7535円を支給

業種別では、人手不足が深刻な建設業が最も高く125万7353円だった。次いで、食品の101万5996円、自動車の97万1070円の順に高かった。最も低いのはホテルの55万4945円だった。

一方、中小企業では平均で27万8664円しか支給されていない。昨年比0.57%増でこちらもほぼ横ばいとなっている。大阪シティ信用金庫が11月に発表した調査で明らかになった。

この調査は、同信用金庫と取引のある大阪府内の企業を対象に実施された。回答した1014社のうち、従業員数20人未満の企業が81.7%(828社)を占めている。業種別では、製造業が40.1%(406社)で最も多い。

調査によると、そもそもボーナスが支払われるのは、全体の57.7%に留まっている。特に小売業では39.3%の企業でしかボーナスが支給されていない。業種別に見ると、サービス業で最も高く30万6589円、小売業で最も低く23万6973円だった。

多くの人はボーナスを貰えていないか、貰えたとしても大手よりもはるかに低い水準だということだ。ネットでは、

「大手はいいなあ」「みんなそんなもらってんのか」
「私も雀の涙ほどのボーナスはもらえたけど……」

と、大手企業のボーナス支給額を羨ましがる声が多数上がっている。トリクルダウンは本当に起きるのだろうか。