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「ホンダF1は人が思っているよりも早く成果を出す」とレッドブルは確信

2017年12月26日 09:52  AUTOSPORT web

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ホンダは、2018年からトロロッソと組み、F1活動を行っていく
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、レッドブル陣営はホンダが早い段階で優れたパワーユニットを生み出すと信じていると語った。ホンダは2018年からトロロッソにF1パワーユニットを供給する。

 2015年、マクラーレンのパワーユニットパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、パフォーマンスにおいても信頼性においても大きな向上を見せることがないまま3年間を過ごし、ついに2017年末で提携が解消されることになった。これに伴い、ホンダはトロロッソと2018年以降の契約を結んだ。

 トロロッソは今年ルノーのパワーユニットを搭載していたが、シーズン後半にPU関係のトラブルが続出した。シーズン前半は39点を稼いだトロロッソが、後半は14点獲得にとどまっており、トラブルをめぐってシーズン終盤にはトロロッソとルノーの首脳陣がいさかいを起こす事態にまで発展した。

「トロロッソは今年、まずまずのスタートを切った。だが後半、信じられないほど信頼性のトラブルが頻発した。まさに信じられないレベルだ!」とマルコはFormula1.comのインタビューにおいて勝った。
「一方、マシン開発においても、期待していた進歩が見られなかった」

「今、彼らは来年のことに集中し、ホンダとのコーポレーションに集中している。(契約)発表以来、全力でそこに取り組んでいる」


 レッドブル・レーシングは2018年末でルノーとの契約を終了し、ホンダにスイッチする可能性があると言われている。ホンダに対してどういう期待を抱いているかという質問に対してマルコは、人が思っているよりも早い段階で現状を打破するという確信を持っていると答えた。

「トロロッソとホンダの提携に非常に満足している。トロロッソは競争力の高いシャシーを作るために全力を尽くしていく」とマルコは言う。

「我々はホンダを信じている。そうでなければ契約を結ばなかっただろう。彼らの設備には大いに感心した。彼らが抱いている、勝利に対する強い決意にもだ。あとはすべての要素をうまくまとめられればうまくいく。その瞬間は、皆が予想しているよりも早くやってくると我々は信じている」

「我々(レッドブル・レーシング)に関しては2018年にはあらゆる可能性がある。(ホンダの状態を)注視していくつもりだ」