トップへ

生賴範義展に『スター・ウォーズ』ポスター原画など約250点 案内人はのん

2017年12月25日 11:41  CINRA.NET

CINRA.NET

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』1980 / ©& TM Lucasfilm Ltd.
『生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR』が、1月6日から東京・上野の森美術館で開催される。

生賴範義は1935年生まれのイラストレーター生前は弟子や助手の手を借りず、1人で映画ポスターや書籍の装画、レコードジャケット、商業広告のイラストを描き続け、生涯で約3000点以上の作品を制作した。2015年に逝去し、2016年には『第36回日本SF大賞』の功績賞を受賞。

今回の展示は、生賴による原画248点を東京で初公開。『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』や『ゴジラ』シリーズの映画ポスター原画をはじめ、吉川英治、平井和正、小松左京などによる書籍の装画、商業広告、油彩画などを紹介し、半世紀以上にもわたる画業の軌跡を辿る。

また、生賴が平井和正『幻魔大戦』のために描いたアンドロイド「ベガ」をイラストレーターの寺田克也が再デザイン、『シン・ゴジラ』などで知られる造形作家・竹谷隆之が立体化した立像の原型や、生賴による大作『破壊される人間』も特別展示される。のんが公式ナビゲーターを務め、音声ガイドのナレーションも担当。展覧会の特設サイトでは、樋口真嗣や生賴の長男・オーライタローの立ち会いのもと、のんがナレーションを録音する場面を撮影した動画が公開されている。

会期中は寺田克也、樋口真嗣、氷川竜介ら、生賴の作品に影響を受けた著名人や、生賴の親族を迎えるトークイベントも開催。展覧会の開催にあわせて特設サイトでは、麻宮騎亜、いしかわじゅん、関田裕治、片渕須直、小島秀夫、高千穂遙、巽孝之、豊田有恒、とり・みき、氷川竜介、樋口真嗣、三池敏夫、森田繁、夢枕獏らのコメント動画も公開されている。