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英王室、クリスマスギフト交換はイブに 伝統的な過ごし方とは?

2017年12月25日 10:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

クリスマスにはドイツの習慣も(画像は『The Royal Family 2017年9月30日付Instagram「Today The Queen has been in Aberdeen to open the Robertson Family Roof Garden at the Aberdeen Royal Infirmary.」(PA)』のスクリーンショット)
毎年厳かにクリスマスをお祝いする英王室の人々だが、一体どのようにギフトを交換し、何を食べてこの特別な日を祝うのか。エリザベス女王が中心となるイブ、そしてクリスマスの恒例の過ごし方をまとめてご紹介したい。

ヘンリー王子とメーガン・マークルの「熱々すぎる婚約写真公開」から数日、クリスマスがやってくるとあって、エリザベス女王らは早速イギリス王室所有の別邸があるサンドリンガムへ。今年はヘンリー王子の婚約者メーガン・マークルも一緒にクリスマスを祝うというが、英王室には毎年変わらぬ恒例行事があるという。

■ホストはエリザベス女王
ご高齢の女王だが、クリスマスの会を主催するのはご本人だそう。女王を囲むのは、夫であるエディンバラ公フィリップ王配、チャールズ皇太子など王室メンバー達だ。加わらぬことがあるのはウィリアム王子一家で、こちらはキャサリン妃の実家で過ごすことも。今年はヘンリー王子とメーガンが婚約したこともあり、クリスマスはサンドリンガムで女王達と一緒に過ごすという話もある。

■お祝いのスタートは本番の数日前にスタート
クリスマス数日前になると、エリザベス女王とエディンバラ公はサンドリンガムに向けて出発。今年も電車に乗って現地に向かい、クリスマスの準備に入った。

■イブの日の晩餐
エリザベス女王夫妻以外が邸宅に集まるのは、イブになってから。その日の夜は集まった者全員でフォーマルディナーを楽しむというが、男性はブラックのネクタイ&スーツ、女性はドレスと宝飾品で着飾り、さらにはティアラをかぶるのが恒例だという。

■プレゼント交換
一般家庭ではクリスマスの朝にツリーの下に重ねたプレゼントを開けるが、王室ではイブの日にギフトを交換するのだそう。というのも英王族にはドイツの血が混じっていることから、ドイツ流の慣習をこういうお祝いの日に取り入れているとのことだ。

■クリスマスの朝
この日の王室メンバーは、教会(St Mary Magdalene Church)に行くのが毎年の決まり。教会での礼拝は約45分間続くが、その前後に王室の人達を見ようと教会周辺に多くの人々が集まってくるそうだ。

■クリスマスのランチ
エリザベス女王のもとでかつて働いていたシェフによると、一家が礼拝の後に好んで食べるのは以下のもので毎年同じだったという。
・エビやロブスター入りのサラダ
・七面鳥のロースト
・副菜(ニンジン、パースニップ、芽キャベツなど)
・ブランデーバターをかけたクリスマス・プディング

■エリザベス女王のスピーチに続き、アフタヌーンティーとフルーツケーキ?
今年はヘンリー王子が婚約したことから、エリザベス女王がそのグッドニュースを絡めたスピーチをする可能性もあるかもしれない。

■ディナーはビュッフェ
ディナーの前に、シェフがリブロース、七面鳥、またはハムを切るのだそう。その後はエリザベス女王がウイスキーを入れたグラスをシェフに手渡し、乾杯するという。ちなみにダイニングルームにシェフが立ち入るのはこの時だけだといい、シェフにとっては光栄なことなのだとか。

今年はキャサリン妃のオメデタ、そしてヘンリー王子の婚約と明るいニュースの多かった英王室。来年にはウィリアム王子夫妻の長女の入園、第3子出産、それに続きヘンリー王子のロイヤルウェディングもあることから、今年以上に素晴らしい一年になりそうだ。

画像は『The Royal Family 2017年9月30日付Instagram「Today The Queen has been in Aberdeen to open the Robertson Family Roof Garden at the Aberdeen Royal Infirmary.」(PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)