ドイツのテレビ局RTLが、F1との契約を延長、2020年まで国内で独占的にF1グランプリの無料放送を行うことが決まった。これに伴い、ニキ・ラウダの後を引き継ぎ、ニコ・ロズベルグが専属F1コメンテーターを務めることになった。
RTLはすべてのフリー走行と予選および決勝の放送を含む契約を3年間延長することで、F1との合意に至った。
「契約の延長により、ドイツのファンが引き続きグランプリを無料でテレビ観戦できることが保証される」とF1のメディア権利部門のディレクター、イアン・ホームズは語った。
「各国のテレビ市場の特性に合わせる一方で、世界規模でテレビ放映を増強することを目標とする、我々の戦略の一部として、今回の契約がなされた」
2018年は、F1カレンダーにドイツGPが復活、7月にホッケンハイムでグランプリが開催される。
これまで解説者を務めてきたラウダがその役割から降りることを決めたため、その後任としてロズベルグが選ばれた。来年、ドイツの視聴者は、2016年F1世界チャンピオンの専門家としての意見を聞きつつ、中継を楽しむことになる。
「僕たちは合意した。僕の父はRTLでニキの前に解説者を務めていた。つまり我が家の伝統を引き継いだようなものだ」とロズベルグはコメントしている。
ロズベルグはコンサルタントとしての任務を、かつてF1に参戦しトヨタやマルシャで走った経験を持つティモ・グロックと分担することになる。