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バトンはどのチームへ? ホンダ、東京オートサロンで2018年スーパーGT体制を発表へ

2017年12月22日 16:51  AUTOSPORT web

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2017スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmにTEAM MUGENから参戦したジェンソン・バトン
ホンダは12月22日、年明けの2018年1月12日に千葉県・幕張メッセで開幕する『東京オートサロン2018』において、2018年スーパーGTの体制発表を行うことを明かにした。今月3日、ツインリンクもてぎで行われた『ホンダ・レーシング・サンクスデー』で自らGT500クラスのフル参戦を発表したジェンソン・バトンがどのチームから出場するのか注目が集まる。

 ここ数年、東京オートサロンの場で新年度のチーム体制ならびにドライバーラインアップを行っているホンダは2017年シーズン、AUTOBACS RACING TEAM AGURI、REAL RACING、TEAM MUGEN、NAKAJIMA RACING、TEAM KUNIMITSUから各1台、計5台のNSX-GTがGT500クラスに参戦。

 野尻智紀/小林崇志が駆るARTA NSX-GTが第5戦富士でホンダ勢シーズン初優勝を飾ると、続く第6戦鈴鹿1000kmではベルトラン・バゲット/松浦孝亮組のEpson Modulo NSX-GTがホンダ勢2勝目、チームにとって10年ぶりとなる勝利を挙げた。

 また、塚越広大/小暮卓史がドライブするKEIHIN NSX-GT、山本尚貴/伊沢拓也組RAYBRIG NSX-GTがそれぞれ2度のポディウムフィニッシュを飾り、山本/伊沢がホンダ勢最上位のシリーズ7位となった。GT500復帰参戦となったTEAM MUGENは武藤英紀/中嶋大祐を擁して第1戦岡山、第4戦富士で入賞を果たしている。

 そんなホンダ陣営はF1チャンピオンの肩書きを持つ大型新人の加入が確定した2018年も、12日~14日の3日間からなる会期の初日にホンダ・モータースポーツ部の山本部長、執行役員/ブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英氏が登壇するプレスカンファレンスを実施し、各チームの布陣を発表する。

 2009年のF1チャンピオンであるバトンは2017年シーズン、マクラーレン・ホンダF1でアンバサダー兼リザーブドライバーを務めたほか、スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmにTEAM MUGENからスポット参戦。スーパーGT500クラスへの“サプライズ参戦発表”を行なったホンダ・サンクスデーでは開発車両である99号車NSX-GTをドライブして来場した多くのホンダファンを沸かせた。

 バトンの加入に伴いホンダでは2018年のドライバーライアップの変更があることは必至。また、山本雅史モータースポーツ部長が「バトン以外の外国人ドライバーをGT500へ起用することも検討している」と明言している点からも、ラインアップについては未知数な部分が多い。

 参戦する5チームのどこにバトンが所属し、チームメイトは誰になるのか、また今季、TEAM MUGENのGT500クラス復帰にあわせて行われた大祐、松浦らの移籍といったシャッフルが行われたドライバーラインアップにふたたび大鉈が振られることになるのか、12日(金)正式発表が待たれる。

 また、今回の発表では明らかにされなかったが、体制発表の場にバトン本人が姿を見せることになれば会場は大いに盛り上がるだろう。