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『タイタニック』ケイト・ウィンスレット「オーディションもなくローズを演じることになった」

2017年12月22日 15:53  Techinsight Japan

Techinsight Japan

タイタニックの裏話をケイトが語る(画像は『Titanic 2013年1月25日付Facebook「“Promise me you’ll survive. That you won’t give up, no matter what happens, no matter how hopeless. Promise me now, Rose, and never let go of that promise.”」』のスクリーンショット)
1997年の大ヒット映画『タイタニック』でヒロイン“ローズ”を演じた女優ケイト・ウィンスレット(42)が、『The Hollywood Reporter』のポッドキャスト「Awards Chatter」に登場。公開から20年を記念し、映画に関する裏話をいくつか披露している。その中から興味深い発言をご紹介したい。

■オーディションを受けずにヒロイン役をゲット
「突然、ジェームズ・キャメロン監督から電話があったの。ロサンゼルスに来てほしいと言われたわ。」
「こう思ったわ。『ちょっと待って、オーディションはどうなるの?』って。つまり全員でキャスティングディレクターと席について…まずそういう段階を経てからでないと監督には会わないものなの。でも私の場合、そういう段階はすっ飛ばされて(監督とすぐに会うことになったの)。」
「でも(衣装を身に着けて)ちゃんとしたカメラテストは受けたわ。」
そして二度のカメラテストを経て、ケイトはヒロイン役をゲット。今も、なぜ自分が選ばれたのかは「分からない」という。

■キャメロン監督へのお礼の品
「(監督にバラの花を贈り、『私があなたのローズです』というメモを添えたという噂が有名だけど)そんなくだらないこと、私には無理よ。」
その代わりにケイトはブーケを用意して、お礼の品として監督に贈ったそうだ。
「でも(お礼状に)なんて書いたかは思い出せないの。『私があなたのローズです』なんて書いたとは思わないけれど。」

■公開前の意外な反応
「(公開前に)否定的なことを言われているのは知っていた。『仕事を一生懸命したし、現場で友人もたくさんできたのに…』―そう思って動揺したのを覚えているわ。『ああ、みんなが映画に関して意地の悪いことを言ってる。まだ公開もされていないっていうのに』って。」
公開から20年経つ今も、「映画の公開前にマスコミがネタを作り、報じるのはいかがなものか」と思っているそうだ。

■体重が重すぎたという噂
「みなさんには、本当によくしてもらったの。ただ大変な撮影だったから、役者全員の体が十分に屈強なのか…(制作陣には)そういう心配をしてもらったわ。」
「(週に)3~4回はスイミングに通ったけれど、十分ではなかった。だからパーソナルトレーナーを雇って全員を鍛えてもらったの。すごく良い経験だったわ。制作陣が仮に私のことを‟太りすぎ”と思っていたとしても、上手に隠してくれたのよ。」

■ヌードシーンについて
「(レオナルド・ディカプリオ演じる“ジャック”が裸体のローズを描くシーンは)本当にナーバスになってしまったわ。」
「でも、私は映画『いつか晴れた日に』でエマ・トンプソンと共演した経験があったの。彼女はとてもオープンでリラックスしている女優だけど、彼女がヌードシーンを撮るのを見た経験があるの、劇中でね。エマは本当に美しく(そのような撮影に)応じていたのよ。」

■女優として抱いた思い
「女優として、自分にどれほど学ぶ必要があると感じているのか。それについて自分で把握し、対処することが大事だと思ったわ。」
「(『タイタニック』の成功後に多くの役を断ったのは)有名人になる心の準備ができていなかったからよ。」
「そのような気分は好きでもなかったし、どんなものなのかも十分には分かっていなかったの。それに(有名になることで)疲れ果ててしまうのも嫌だった。」

しかし『タイタニック』の大ヒットによりケイトの人気は不動のものとなり、演劇を学んだ経験もあったことから続々と素晴らしい作品への出演が決定。2020年12月にアメリカ公開を予定されているキャメロン監督の『アバター』続編にも出演している。

画像は『Titanic 2013年1月25日付Facebook「“Promise me you’ll survive. That you won’t give up, no matter what happens, no matter how hopeless. Promise me now, Rose, and never let go of that promise.”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)