ロールス・ロイスモーター・カーズは、レジャーの面でもビジネスの面でも海が中心になっている横浜の生活に合わせたビスポークモデルとして、海をオマージュした『ロールスロイス・ベイサイド・ドーン』を、ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜の特別仕様車として仕立て、12月20日に公開した。
ロールスロイスのラインナップで最新の"ドロップヘッド”として登場し、570PS/820Nmの6.6リッターV12エンジンを搭載する『ドーン』をベースに、6層構造を採用し、車体を取り巻く空気をスムーズに流す滑らかな表面と、革新的な「フレンチ・シーム(袋縫い)」を採用した特徴的な幌には、イングリッシュ・ホワイト仕上げにミッドナイト・サファイア・ブルーのボンネットと同色のカラーリングを施し、優雅なクルーザーのような印象が与えられた。
また、ショルダーラインに描かれているネイビー・ブルーのコーチラインは、“ボート・テイル”を彷彿させるリアエンドまで流れ、幌をたたむと、青い海と白い帆のイメージがインテリアにも反映されていることが遠くから眺めても一目でわかるようなしつらえとなっている。
そのインテリアは、アークティック・ホワイトレザー張りのシートにネイビー・ブルーのアクセントとステッチが施され、ブルーのステアリング・ホイールとアームレストが室内にすっきりとしたコントラストを与え、ウッドトリムはロールス・ロイスの創業者のひとりであるヘンリー・ロイスが別荘を置いていたフランス南部の海岸、カナデルにちなんで名づけられた“カナデル・パネル”がドアやダッシュボードからリアデッキまで広がり、その素材にはヨットをイメージさせるチーク材が採用されるなど、こちらも海を思わせる贅沢な空間を演出している。
ロールスロイスが“ハイカラ”と謳う仕立てとなった、この『ロールスロイス・ベイサイド・ドーン』は、ハイカラという言葉自体が19世紀の明治時代に欧米で人気だった「highcollar(高襟)」の和製英語にちなみ、海の街“横浜”をイメージさせるビスポークモデルとして仕立てられた。
日本開港の地で西洋文化の窓口として知られている横浜で、その欧米風な「highcollar(高襟)」の服装が日本で浸透し始め、当時それを気取ったお洒落な人や様子に対して、横浜の新聞記者が「ハイカラ」という言葉を使い、初めて流行させたという由来にもちなみ、ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜のビスポークモデルとして誕生。
この横浜生まれのハイカラなモデル『ベイサイド・ドーン』について、ロールス・ロイス・モーター・カーズアジア太平洋のリージョナルディレクター、ポール・ハリスは「自分でハンドルを握るドーンは家族や友達と一緒に出かけるレジャーユースのモデルとして日本で注目を浴びており、このビスポークモデルによって開放感のある横浜の道でロールス・ロイスを乗る気持ちよさをさらにアピールしたい」とコメントしている。
すでに車両はロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜にて展示中で、価格は4347万円となっている。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ横浜:0120-188-250
公式サイト:http://www.rolls-roycemotorcars-nicole.com/