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Perfume、10回目の『紅白』に意気込み あ~ちゃん「見たことのないものを生放送でやります」

2017年12月22日 12:12  リアルサウンド

リアルサウンド

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 12月21日、最先端テクノロジーを使った演出でパフォーマンスを行うPerfumeの舞台の裏側に迫る『Perfume × TECHNOLOGY 2017』(NHK総合)が放送された。


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 番組には研究員・Perfumeのほか、テクノロジー大学ムロ研究所教授としてムロツヨシも出演。まず4人は同局で10月28日に放送された『内村五輪宣言!~TOKYO2020開幕1000日前スペシャル~』での「TOKYO GIRL」の生パフォーマンスを振り返った。かしゆかが「あの残像と本人の脚とかピッタリ合わせるのがすごいシビア」と言うと、あ~ちゃんは「ここはもともとある映像に自分らが合わせにいってるんですよ」と説明。映像とリアルのステージが次々と入れ替わるパフォーマンスに「境目がわからない」とムロが驚くと、あ~ちゃんは「超練習しました。でもこれ本当にライブで、生放送でやってるんで、本当痺れるよね」と大変さを語った。


 続いてムロの助手として真鍋大度が登場。ムロは「私が1カ月しか行ってない大学の同級生。学食にいて、授業サボってたの。どれくらい仲良かったかというと、(大学にいたのは)1カ月だけど一緒にキャンプとか行ったりしてたの」と関係を説明し、Perfumeを驚かせた。真鍋は「TOKYO GIRL」の生パフォーマンスについて解説。演出の二本柱としてカメラの動きに合わせて映像が変わり、CG合成なしで仮想空間にいるように見せる「ダイナミックVR」と現実空間と仮想空間の継ぎ目なく行き来する「シームレスMR」を挙げた。


 真鍋はダイナミックVRについて「視点依存でカメラの位置に合わせて映像を作るっていうのはオリンピックなどでもよくやられてるんですけど、僕らはそれをさらに更新するために色んな技術を組み合わせてから厳密にやっているので」と説明した。また同技術を用いた『第67回NHK紅白歌合戦』のパフォーマンスを振り返り、かしゆかは「映像がどうなるとか見えてないので、立ち位置とかがどこに立てばいいかとかがわからないんですよね」と発言。あ~ちゃんは「最初に出る位置を心の中で覚えて……」とステージに“バミリ”がない苦労を語った。これに対しムロは「VRもすごいけど君たちもすごい」と驚いた表情を見せた。


 一方、シームレスMRを使った『第66回NHK紅白歌合戦』のパフォーマンスについては「もうこれ何やってるかわからなかったって色んな人に言われました」とあ~ちゃんがコメント。真鍋は「CGでいじったりっていうのは(後から)何でもできる。なので『紅白』でも、生でやっててっていうのを見てるのがすごい興奮とか感動を掴めるんじゃないかな」とリアルタイムへのこだわりを語り、「リアルでは行けないところにカメラがいけたりとか、現実ではできないことができる」とシームレスMRの魅力を語った。


 最後に話題は10回目の出場となる今年の『第68回NHK紅白歌合戦』へ。Perfumeの演出の詳細は伏せられたが、あ~ちゃんは「まさか二桁いけるとは思ってませんでしたが、このように素晴らしいチームと、大度さんはじめライゾマさんも一緒に協力していただいて、見たことのないものを生放送でライブでやりますので。ぜひみなさん楽しみにしていてください」と意気込んだ。なお3月20日、21日にはNHKホールにて『This is NIPPON プレミアムシアター『Perfume × TECHNOLOGY』Special Live Show』を開催予定だ。(向原康太)