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「アロンソのレッドブルF1加入が実現しなかったのは本当に残念」とニューウェイ

2017年12月22日 07:41  AUTOSPORT web

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2010年F1日本GP 表彰台に上がったベッテル、ウエーバー、ニューウェイ、アロンソ
レッドブル・レーシングのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイが、一緒に仕事をしてみたかったドライバーとしてフェルナンド・アロンソとミハエル・シューマッハーを挙げた。

 今年11月、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、過去にアロンソと契約目前だったことがあると明かした。アロンソがルノーに所属していた2008年の終わりに本格的な交渉を行っていたが、契約期間において合意に至らなかったという。ホーナーは、2009年の半ば、そしてアロンソがフェラーリに移籍した後も、話し合いをしたと述べている。

 結局は両者の契約がまとまることはなく、アロンソは2015年にフェラーリからマクラーレンに移籍、2018年にも残留することが決まっている。

 ウイリアムズ、マクラーレン、レッドブルをチャンピオンの座に導いた実績を持つ天才デザイナー、ニューウェイは、アロンソは非常に優れたドライバーであると称賛、同じチームで働いてみたかったと語った。

「フェルナンドが我々のチームへの加入目前だったことが2回ある。私はぜひとも彼と働いてみたかった」とニューウェイはSky Sportsのインタビューにおいて語った。

「恐ろしく強いドライバーだ。その彼が2回しかタイトルを取っていないとは……。2007年の終わりに、彼がその後、10年にわたってタイトルから遠ざかると考えた者がいただろうか」

「それでも彼は今も現役で、最高の状態であることは確かだ」


 ニューウェイは、一緒に働いてみたかったドライバーとして、7度F1チャンピオンの座に就いたシューマッハーも挙げた。

「彼と働けたら素晴らしい経験になったことだろう。彼は最高のレーサーだった」とニューウェイ。
     
「彼がベネトンにいた時も、フェラーリにいた時も、私にとって常に強力なライバルだった」
     
「彼が何度か接触事故を起こして自分の評判に傷をつけたのは残念だった。競争心の強さによって行き過ぎてしまっただけなのだと、私は思っている」