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ヘリコプターすらタブレット操作?Aurora Flight Sciencesの無人飛行技術がスゴい

2017年12月21日 17:03  Techable

Techable

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突然だが、Aurora Flight Sciencesという機関をご存知だろうか?無人飛行機のデザインや開発技術では有名な会社だ。

このAurora Flight Sciencesが、先日行った無人軍事ヘリコプターのデモがとにかくスゴいのだ。なんと、タブレットを使って操作できてしまうという。
・パイロット無し!タブレットで操作
今回アメリカのヴァージニア州で行われたUH-1ヘリコプターを用いたデモは、遠隔からタブレットのみで操作し、目的地まで荷物を運ぶというものだった。そう、パイロット無しの飛行だ。

ヘリコプターには、光や距離をもとに状況を分析/把握するセンシング技術「LIDAR」と、障害物を避けたり、離着陸をスムーズにするためのカメラセンサーが搭載されている。通常の無人飛行機の操作とは異なり、このヘリコプターが必要なのは目的地情報と2人の海兵隊からの離着陸許可のみだ。

タブレットから最低限の指示を与えるだけで、あとはシステムが自動で最適なルートを辿り、目的地まで飛んでくれるそうなのだ。
・戦闘区域でも安全に荷物を運び届けることができる
この技術の使い道としては、やはり軍事利用/災害時の利用が最も容易に思いつく。例えば、危険な戦闘区域へ物資を運ぶ際に、人が搭乗しなくてすむからだ。

この会社は最近あのBoeingに買収されたようだが、Uberの「飛行タクシー」サービス計画の技術的サポートを請け負うことにもなっているので、将来的にはこれらの技術が我々の普段の生活にも少しずつ入り込んでくるのかもしれない。

空陸ともに、いよいよ本格的に無人操縦の乗り物が進化を遂げてきているようだ。

執筆:Doga

The Verge

Aurora Flight Sciences