2018年1月12日~14日まで千葉県・幕張メッセにて開催される『東京オートサロン2018』において、国内外の本格カーコレクターを対象としたオークション『東京オートサロン・オークション with BH Auction』が開催される。
世界的に活況を呈しているコレクタブルカーのオークションだが、これまで国内では独自色のあるものが少なかった。そこで、より日本らしい価値観を創出し世界へと発信するべく開催されるのが『東京オートサロン・オークション with BH Auction』だ。
オークションの母体となるのは、コレクター向けのグローバル・オークションハウスである『BH AUCTION(株式会社BHJ)』。代表の武井真司氏は、2017年のポルシェカレラカップ・ジャパンでオーバーオールとジェントルマンの両クラスでチャンピオンを獲得した腕利きアマチュアドライバーでもある。
数多く出品される車両のなかでも、特に注目なのは何と言ってもニッサンR90CKだろう。
これは1990年のWSPC世界スポーツプロトタイプカー選手権とル・マン24時間を制するためにニッサンが必勝体制で製作した車両で、メルセデスやジャガーを相手に善戦。優勝こそ逃したものの、WSPCでは表彰台を複数回獲得し、ル・マンでは日本車として初めてポールポジションを奪取している。
その他モータースポーツ関連では、スプーンNSX-R GTや同じくスプーンのS2000に加え、デ・トマソ・パンテーラGroup4やニッサンR34スカイラインGT-R V-specⅡ“Nur”(生産終了記念限定車)など、レース向けベース車両として名を馳せたクルマも出品。ホンダS800や、“ハコスカ”の愛称で呼ばれたPGC10型スカイラインGT-Rなどといった名車もラインアップされる。
なお、ゲストとしてビンテージカーに造詣の深いタレントの堺正章氏と、コンダクター(オークション進行)としてクリス・ペプラー氏が参加。本格的コレクタブルカーオークションの名に恥じない華やかな雰囲気も見どころのひとつとなっている。
会場は幕張メッセ内の幕張イベントホール。オークションは12日(金)の16時から開催予定。一般来場者でも見学可能となっている。日本発のカーオークションがどのような雰囲気で開催されるのか、当日はその肌で感じてみては。