マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンは、2018年に彼のチームにタイトルスポンサーがつくことはないと語った。
2018年に向けていくつかスポンサー候補との交渉を行い、大型契約を結ぶ見通しであるというブラウンだが、タイトルスポンサーを持つ予定はないという。
10月の段階で「タイトルスポンサーという形での契約は結ばないと思う」と述べていたブラウンは、最近改めてその方向に変更がないことを確認した。
「我々がタイトルスポンサーと契約することはないだろう」とブラウン。
「大型スポンサーは獲得する見込みだが、タイトルスポンサーではない」
F1チームのタイトルスポンサーは企業にとってあまり魅力的なポジションではないと、ブラウンは言う。
「今のF1ではチーム名を呼ぶとき、タイトルスポンサーの名称を口にする者はいない。だからタイトルスポンサーになることに大きな価値はないのだ。たとえばマクラーレンの場合、“×××・マクラーレン”ではなく、“マクラーレン”と呼ぶ」
「NASCARではドライバーは、マシンから降りるや否や『シャンドン・フォード・チームに感謝したい』などと言うよう教え込まれる。だがF1ではそうではない」
マクラーレンはボーダフォンとの契約が終了した後、2014年以降はタイトルスポンサーがない状態が続いている。今月FIAが公表した2018年F1エントリーリストには、マクラーレンの正式なチーム名称は「マクラーレンF1チーム」と記載されていた。
来年はレッドブルとザウバーがタイトルスポンサーを獲得、「アストンマーチン・レッドブル・レーシング」と「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」としてそれぞれ活動することになる。
2016年末にマクラーレンに加入して以来、スポンサー獲得のために動いてきたブラウンは、2018年に向けて何社かと契約したものの、まだ満足できるレベルではないと語った。
「正式発表はまだしていないものの、いくつかのスポンサーと契約を結んだ。だが、もっともっと増やしたいね」