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『民衆の敵』高橋一生の相手役で話題、今田美桜インタビュー 「台本をもらうことが夢だった」

2017年12月21日 10:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 フジテレビ系月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか~!?』(以下、『民衆の敵』)は、現在ブレイク中の俳優・高橋一生演じる藤堂誠のシャワーシーンやベッドシーンなどでも話題を呼んでいる。リアルサウンド映画部では、そんな藤堂が思いを寄せるデリヘル嬢・莉子役を演じる今田美桜にインタビューを行った。現在上映中の『デメキン』、前クールに放送されていたドラマ『僕たちがやりました』(関西テレビ・フジテレビ系)にも出演した彼女は、昨年上京し、女優活動を始めたばかりのニューカマー。今田の2017年に起こった環境の変化や、今後の女優としての展望に迫った。


参考:今田美桜 写真(チェキプレゼントあり)


■「私が芸能界に入れるなんてまったく思ってもいなかった」


ーー高校2年生の時にスカウトされる前から、芸能界を目指していたのですか?


今田美桜(以下、今田):スカウトされた後も、私が芸能界に入れるなんてまったく思ってもいなくて。お仕事をはじめていくうちに、CMに出演して少しずつお芝居をする機会もいただくようになって、“がっつりお芝居してみたい”という気持ちが強くなっていきました。上京する前、高校3年生のときに初めてお芝居をした作品が、2012年上映の『罪の余白』なんですが、映画の現場を見たのも初だったので、スモークや煙などの演出の効果に興奮しっぱなしでした。共演者の方やスタッフさんとの映画作りがとても楽しかった思い出があります。


ーー2016年に上京して、最初に臨んだ作品が現在上映中の『デメキン』とのこと。ヒロイン・アキを演じた感想を教えてください。


今田:私は友人との間でも、どちらかというと妹キャラが多いんです。でもアキは姉御肌の女性で、凛とした部分など、私にはない部分をたくさん持っていたので、そういう性格を演じるのは難しかったです。私の地元・福岡の話であるし、周りにそういう子いないかなと考えたのですが、なかなかアキほど尖ったキャラの子はいなくて。なので、撮影前に観た『ビー・バップ・ハイスクール』を参考にして、アキのイメージを作っていきました。これまで、女の子同士でワチャワチャしているような可愛らしい役が多かったのですが、この役に挑戦したことで、みんなを見守るお姉さんみたいな、大人な部分を新しく出せたのかなと思います。


■「夢みたいな、現実的じゃない気持ち」


ーー現在、出演中の『民衆の敵』では、デリヘル嬢役として注目を集めていますね。本作への出演はどういう経緯だったのでしょう。


今田:『僕たちがやりました』の収録の途中にオーディションを受けました。受ける前にもコールガール、デリヘル嬢役というのはちらっと聞いていたので、お姉さんっぽい雰囲気を想像していました。だから、洋服も綺麗めにして行ったんですけれど、実際に私がイメージしていた役柄とは違いましたね。莉子は、天真爛漫でピュアな可愛らしい女の子。オーディションの時はまだ、はっきりと人物像が想像できてなかったのですが、監督から指示をもらいながら、いろんな部分を引き出してもらいました。


ーー数あるドラマ枠の中でも歴史ある「月9」への出演に、プレッシャーもあったのでは?


今田:今までずっと見てきた「月9」枠のドラマだったので、撮影の最中も月曜日の9時に放送されるのがまったく想像できていなかったですし、実際に放送を見ても、もちろん私が登場しているんですけど、夢みたいな、現実的じゃない気持ちです。すごく豪華な役者さんたちの中でお芝居をさせてもらえることに、最初はとても緊張しました。だけど、本当に皆さん明るくて、現場の雰囲気がアットホームで、楽しくというか、自然に現場に馴染めたかなと思います。大先輩の演技を間近で見たことで、吸収したことがたくさんありました。


ーー共演シーンが多い高橋一生さんの印象は?


今田:何回もお芝居にお付き合いいただいたのですが、本当に優しい方でした。以前からお芝居にすごいストイックな方と伺っていたんですが、お芝居を間近で見させてもらい、セリフの言い回しだったり、所作であったり、たくさん学ばせてもらいました。


ーー莉子について、どういう役作りをしましたか。


今田:莉子は『デメキン』や『僕たちがやりました』で演じた女の子たちとも全然違ったので、悩んでいたところ、脚本の黒沢久子さんに岡崎京子さんの漫画『pink』をお勧めされて、それを読んだことですごくイメージができました。現場では、私が想像していた以上に、高いテンションを求められることが多く、難しかったです。でも、莉子はとても好きな役で、周りの人を持ち前の明るさとかピュアさでどんどん巻き込んでいくところはすごく憧れますね。


■「“台本をもらう”ことがひとつの夢」


ーー上京して1年少々が経過しましたが、上京する前に思い描いていた状況とギャップはありますか。


今田:上京前は不安もありましたが、家族や友人が明るく送り出してくれて、あっという間に、1年以上が過ぎてしまったなという感触です。正直、1年前に『デメキン』や月9に出ている未来なんて想像していなくて、人生の中で一番、変化があった年だなと感じています。とにかく目の前のことを必死にやろうと思ってきた1年で、今の状況は早くても2~3年先のことぐらいに考えていました。まだ、信じられないくらいです。


ーー目標にしてる女優さんはいますか?


今田:満島ひかりさんです。『ごめんね青春!』(TBS系)を見たときに、コメディの作品でもとても活躍されているのを見て、その時から満島さんのような幅広い演技ができる女優になりたいなと思いました。『民衆の敵』の莉子、『僕たちがやりました』の真美とかは積極的で明るい女の子だったので、正反対のちょっと暗い、笑顔の少ない女の子とかにも挑戦してみたいです。


ーー最後に、来年の抱負を教えてください。


今田:東京に来る前まではなかなかもらえるものじゃなかったから、“台本をもらう”ということがひとつの夢でした。今年から、それが徐々に叶うようになってきました。台本をもらえるように、そして、いただいた役により入り込めるように頑張りたいです。今年は、初めてのことばっかりで、緊張してしまうことばかりでしたが、徐々にその気持ちが“楽しい”に変わることも知ったので、今後もさらに楽しめたらいいなと思います。


(大和田茉椰)