2017/18年のフォーミュラEに参戦しているテチーターは、2018年1月13日に行われる第3戦マラケシュE-Prix翌日のインシーズンテストにジェームス・ロシター、フレデリック・マコウィッキのふたりを起用すると発表した。
テチーターは中国に拠点を置くチームで、2015/16年限りでフォーミュラEから撤退したチーム・アグリを前身としている。
2017/18年シーズンはジャン-エリック・ベルニュと、アンドレ・ロッテラーのふたりを起用。12月2~3日の第1~2戦香港E-Prixではベルニュが2位表彰台と4位入賞を果たしており、チームランキング3位につけている。
そんなテチーターはインシーズンテストで日本にもなじみ深いふたりのドライバーを起用することになった。
2017年はスーパーGT500クラスのau TOM'S LC500をドライブしたロシターは、10月に行われたフォーミュラE開幕前テストにベンチュリ・フォーミュラEチームから参加し、電動フォーミュラを経験済み。インシーズンテストにはチームを変えての参加となる。
もうひとりのマコウィッキも2013~14年にスーパーGT500クラスに参戦。また、WEC世界耐久選手権ではポルシェのワークスドライバーとしてLM-GTEクラスを戦ってきた。
ロシターは「マラケシュでのルーキーテストで、テチーターとともに仕事をするチャンスを得られてうれしい」とコメント。マコウィッキは「テチーターがフォーミュラEマシンをドライブするチャンスを与えてくれたことに感謝したい」と述べた。
「新しいテクノロジーや戦略に興味があるから、このチャンピオンシップには設立当初から注目してきた。レースも見応えがあると思う」
「まったく新しい経験になると思っているから、早くマラケシュでマシンに飛び乗りたいよ」