ダッパー・ダンは80年代から90年代にかけてヒップホップアーティストなどのセレブリティ向けにメイドトゥオーダーのカスタムデザインを手掛け、ブティックをニューヨークのハーレムで経営。1992年に閉店するまでラグジュアリーブランドのアイコンを取り入れたデザインで多くの顧客に支持され、伝説の仕立て屋として知られている。
新しいアトリエは、オリジナルのテーラーがあった場所からほど近いハーレムのレノックス通りに位置。建物は独特のルネッサンス様式で1987年に建てられたもので、1899年から20世紀を通して私立の女子校、ワーキングウーマンの共同住宅、医師のオフィス、ショップとなり、最後は住宅として使用されていた。アトリエ兼ショップでは、ダッパー・ダンがグッチのファブリックやプリント、刺繍アップリケ、ハードウエアなどを用いて「Dapper Dan of Harlem」のメンズウエアをオーダーメイドで仕立てる。