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佐藤万璃音、年内最後のヨーロピアンF3テストで最速タイム。「2018年参戦継続は既定路線」

2017年12月20日 12:12  AUTOSPORT web

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佐藤万璃音は2017年内最後の走行テストにモトパークから参加した
2017年シーズン、モトパークからFIAヨーロピアンF3選手権に参戦した佐藤万璃音は、イベリア半島で行われた2017年内最後の走行テストに参加。テスト最終日にはトップタイムを記録する走りをみせた。

 ヨーロピアンF3の2017年シーズン最後となる走行テストは、12月4~15日の間にポルトガルとスペインの3サーキットで実施。万璃音は2017年に所属したモトパークからテストに参加している。

 一連のテストで、万璃音はサーキットごとに担当のトラック・エンジニアが変わる状況のなか走行。それでも12月15日にスペインのカタルニア・サーキットで行われたテスト最終日に、万璃音は2017年チャンピオンチームのプレマパワー勢を抑え、参加10台中最速タイムを記録してみせた。

「昨年も12月にはスペインやポルトガルのサーキットで走り込みました。1年が経ってはっきりと分かったのは、当時はつらくもあった肉体的な厳しさをまったく感じなかったという事実でした」と万璃音。

「一連のテストでは、サーキットごとに担当のトラック・エンジニアが変わりました。複数のトラック・エンジニアとの相性を見ながら、チームはいろいろと試したかったようです」

「もっとも、僕自身は18シーズンに向けて速いクルマを作り上げたいにもかかわらず、担当のトラック・エンジニアが変わるたびに同じ作業を繰り返している状況で、言葉は適切ではないかもしれませんが一進一退でした」

「それでも新しい発見があり、無駄な時間を過ごしているという感覚はありませんでした」

「また、スペイン・バルセロナのテストでは最終日にトップタイムを記録できました。もちろん、ライバルのテスト・メニューとの差もあるでしょうから手放しでは喜べませんが、それでも気持ち良く年内最後の集中テストを打ち上げられました」

「18シーズンに関してユーロF3を戦うのは既定路線です。モトパークと一緒に来季を迎えられたら嬉しいですね。ぜひ、今後も佐藤万璃音に対する応援をよろしくお願い致します」