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ジャコメッティや森村泰昌らが出展、鑑賞者が"トラベラー"になる特別展が開催

2017年12月20日 09:13  Fashionsnap.com

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ロバート・ラウシェンバーグ《至点》1968年 国立国際美術館蔵 © Robert Rauschenberg Foundation 提供:NTT InterCommunication Center [ICC]
国立国際美術館が開館40周年を記念し、特別展「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」を開催する。会期は2018年1月21日から5月6日まで。

 同展では全館を会場に二部構成で展開。第一部は「The Multilayered Sea:多層の海(仮)」と題し、時間や歴史、記憶という多層化したレイヤーから現代社会の姿を浮かび上がらせる作家の作品を、同館にゆかりのある収蔵作品と現代作家の作品と交互に展示する。第二部では「Catch the Moment:時をとらえる(仮)」を掲げ、絵画や彫刻に限らずインスタレーションや映像など新しいスタイルの作品が増えたことを背景に、パフォーマンス作品を通じて今後の美術館の未来を探る。
 主な参加作家はマリーナ・アブラモヴィッチやジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー、アルベルト・ジャコメッティ、ポール・マッカーシー、ボリス・ミハイロフ、ジョアン・ミロ、ロバート・スミッソンのほか、森村泰昌や大竹伸朗、塩田千春など。カリン・ザンダーは収蔵作家が自身の作品や作家活動を表現した「音」を展示室で「見せる」作品を展開し、ピピロッティ・リストは同館の開館時に制作を委嘱した高松次郎の「影」(1977年)の上に映像を投影した作品を公開する。また、同館のコレクションであるロバート・ラウシェンバーグの「至点」(1968年)が大規模な修復を経て再び展示される。
■トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために会期:2018年1月21日(日)~5月6日(日)会場:国立国際美術館住所:大阪市北区中之島 4-2-55開館時間:10:00~17:00     ※金曜・土曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日    ※ただし2月12日(月・休)は開館し、13日(火)は休館。4月30日(月・休)は開館観覧料:一般 1,200(900)円、大学生 800(550)円、高校生以下・18歳未満は無料    ※()内は20名以上の団体料金夜間割引料金:一般 1,000円、大学生700円(金曜・土曜の17:00~20:00)
出展作家:マリーナ・アブラモヴィッチ、ヴィト・アコンチ、アローラ&カルサディーラ、ナイリー・バグラミアン、アレクサンダー・コールダー、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミュラー、ヒーメン・チョン、榎忠、ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ、ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス、藤井光、シアスター・ゲイツ、アルベルト・ジャコメッティ、テリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラー、許家維、小泉明郎、ロベルト・クシミロフスキ、ポール・マッカーシー、ボリス・ミハイロフ、ジョアン・ミロ、森村泰昌、大竹伸朗、ロバート・ラウシェンバーグ、ピピロッティ・リスト、カリン・ザンダー、笹本晃、関川航平、潮見允枝子、塩田千春、白髪一雄、ロバート・スミッソン、須田悦弘、高松次郎、植松奎二、ヤン・ヴォー、米田知子ほか